この3日で退院1ヶ月が過ぎた。
もう、随分と昔だった気もするね
まだ、療養中の身だから優しく接して欲しいところだが...
北海道で遊び倒した身では説得力も無く...
夫の通院送迎も無くなり、
今から片道2時間のリハビリに向かいます。
最近、骨が軋むのよ
ギリギリと痛みが...使い痛み?疲労骨折??
ここで、悪化させたら
来月のNZでのトレッキングが全部白紙に戻るから、慎重にせねば!
そーして、いよいよスポーツジムへも!
ところで、
栄養つけようと"ふるさと納税"で生牡蠣を返礼品にしたの
牡蠣大好物♪
送られてきたのは殻付き10個
4個生牡蠣で6個焼いてみた。
生牡蠣、殻を外して食卓に...
柚子汁を垂らすと身が縮んでような??
それをジッーと見つめる
「まだ、生きてるよな... ちょっとムリやわ
生きてるうちに噛みちぎる、自分が牡蠣なら...って思ったら心が痛くて出来ないわ」
ほら、ドラマで「ブラッシュアップライフ」とかもあるし。
元々は生きてるものを調理が出来ないん。
アサリなども熱湯に入れるとか、
キリシタン弾圧の熱湯地獄を思い出すんで
こー見えて意外と繊細なんですわ
踊り食い喜ぶのってあり得ないし
「大好きやが、全部あげるわ」
旦那は横で「美味いわ〜」ってすすってるし
餓鬼やな(笑)
焼き牡蠣は旦那が焼いたんで、
既にお亡くなりになられてるから、
美味しく頂きました。 成仏してください🙏
血肉になるかな??
牡蠣の為にも頑張って体力つけないとね!
さて、この旅のメインである
フランス→スペイン国境であるピレネー山脈超えにきました。
ガヴァルニー👟→ブレッシュ・ド・ローラン(国境)👟→ゴリッツ小屋👟
昨晩、タクシーからの返答が無かったので自力で駐車場まで行く決心をした矢先。
予約ができたとの連絡に「うーむ 残念」って思いも・・・
いや、これで良かったんだ。 そこまでストイックにする必要は無いんだ。
※ガヴァルニー村が標高1370m 山小屋1495m 駐車場2208m
本日の行程
タクシー:Chalet la Grange de Holle(山小屋)→Col de Tentes Parking(駐車場)
徒歩:Col de Tentes Parking(駐車場)→Brèche de Roland(国境) 5.5km
Brèche de Roland→Refugio de Góriz(山小屋) 6.1km
6時起床 シンプルな朝食を食べ身支度
ガヴァルニ村から谷を上り、スキー場近くのCol de Tentesの駐車場へ行く
交通手段が無いので車が無ければ、自力で駐車場まで歩く、朝食が始まる前に出発する人も多かったし、
食事していた人も嵐のように去っていった。
7時40分 ガラガラの朝食テーブル
我々はタクシーが来る8時までノンビリ
バイバイ~ 2日間お世話になりました
タクシーも8時過ぎてノンビリやってきた
10kmを約17分で標高2208mにある駐車場のコル・デ・テンテス(Col des Tentes)まで
駐車場には車止めがあってそれより先には車は進めないが、
スペインとの国境となるブハルェロ峠(Col de Boucharo 2270m)までは殆ど平坦な舗装道路が続いている。
↓写真右から中央へと道が続いている
体形はヤギに似てるけど、ニホンカモシカに近縁のシャモア。
大型ネズミに見えるリス科のマーモットなど見えるそう
8:30 さあ、スペインに向け出発だ!
歩き出すと直ぐにパラっと雨が・・・ 先が思いやられるよ
振り返えると駐車場が小さく見える 荒涼とした風景が最高♪
ブハルェロ峠でV字を描く様に折り返し登るので、真横を先を進む一行が見えてる
9:10 ブハルェロ峠(Port de Boucharo) 標高2273m 駐車場より1.6㎞
国境にはプレートが1つあるだけ
ブハルェロ峠からスペイン側の展望 景色も良く最高!
この峠道はフランスからスペイン(ハカに抜ける)のサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路のひとつだ
遥か彼方にスペインの山並みが連なり、広々とした眺めに国境らしい緊張感は全くない。
我等もカミーノでスペインに行くだけならこの峠越えが近道だが、目指すはローランの裂け目越え!
10:30、最初の関門
滝横のガレ場を登り乗越(2520m)まで急登
↓蟻の行進 黒部五郎岳のカール最後を登った時の様
後々見ると なんでフランスまで来て罰ゲームしてるんだろ?? って思う
すごい所を登ってる様に見えるけど 意外とちびっ子も頑張ってる
ブレッシュ・デ・ローラン(ローランの裂け目)
フランス~スペイン国境
ホントに裂け目でしょう! ここを通ってスペインへ抜けるのー
※ローランとは、
778年フランク王シャルルマーニュ(カール大帝)がロンセスボーでサラセン王マルシルと戦った際、
シャルルマーニュの十二勇士の中で最も秀でた甥のローランが義父のガロンヌの裏切りの為に苦戦し遂に迎えた最後の瞬間、
シャルルマーニュから賜った宝剣デユランダルを岩に叩きつけた処、剣は折れずに岩が真っ二つに割れた、という物語から名付けたそう。
昨日行ったガヴァルニー渓谷の大滝グランカスケードも見える
ここ春になってもHP上で予約ができずだったけど、
これなら一気に国境越えてもいい時間だね
AM11:55 絶景を目の前にいつものセット昼食
アタシの顔、ムチャクチャ暑くって死にそう
PM12:36 エネルギーチャージも完了したし もうひと踏ん張りふた踏ん張り??
ローランに向かって急なガレ場を最後の登り
朝の雨が嘘のような快晴 最高!
裂け目の底に点々に見えてるのが人
国境の巨大な衝立は、
まるで巨人が剣でたたき割ったかのよう
ここだけ崩れて開いちゃうのも不思議だよね
山小屋が小さくなってきた
胸突き八丁 かなりザレ場
辛くなり何度も見上げる
更に最後は鷲羽岳で泣いた時の様な危険な岩場
13時35分国境到着 2807m
さよならフランス こんにちはスペイン
万歳――! スペイン側は牧草かと思えば荒涼
想像以上にペラペラな壁にビックリ
崩れて欠けないんだろうか??
ホントに巨人が衝立を割いた様でしょう!
こちらは逆側の衝立 正面から撮影だから見え方がこんなんだけど、壁の奥行きはあるの
こちら(スペイン側)は岩場が無く、フランスほど急でないザレ場
この先はアフリカ・・・
中世、ヨーロッパ文明とアラビア文明の激しいせめぎ合いの最前線だったピレネー山脈。
イベリア半島は、アラビアのイスラム教徒に占領されていて(だからスペインにはイスラム建築が多い)、
文明で繁栄していたそう。
「ピレネー山脈から南はアフリカである」とも言われ、国土復帰運動の時代は、
ここがヨーロッパとアフリカを隔てる巨大な門だったのかもしれない。
さようならフランス~ またねーー
って、もう無いか・・・
こんな物価高い国なんて無理だべー
このあと、ゴリッツ小屋まで鼻歌で行けると思ったアタシたちは大きな間違いだったの
続きはまた次回へ