調査会社の富士キメラ総研(東京・中央)は国内の食品などの容器・包装市場は2018年に
4兆5068億円で13年比1.4%増になるとの調査結果をまとめた。
このうち大きな伸びが期待できるとしたのは、バイオマス(植物資源)を原料としたプラスチック
の一種のPLA(ポリ乳酸)容器や包装だ。
PLA容器・包装の18年の市場規模は同32.2%増の19.3億円まで拡大すると予測した。
PLAは熱に弱い欠点があるが、サラダ向けの透明な容器として利用が広がっている。
耐熱性のあるPLAの研究なども進んでいるという。
PETボトルの利用も拡大している。
酸素などへのバリアー性能の高い製品の開発や軽量化などにより用途が拡大しており、
18年には12.7%増の2680億円となる見通しだ。
(記事参考:日経産業新聞 10/24)