太陽光発電施工大手のウエストホールディング(HD)は、池などの水面に太陽光パネルを並べる
「水上太陽光発電所」の建設事業を始める。
パネルなど資材調達から発電の建設までまとめて請け負う。
大規模太陽光発電所(メガソーラー)の適地が不足していることから水上の需要が高まるとみている。
最初の施設を2015年1月に着工し、年間で出力3万kw分の建設を目指す。
発電能力1000kwあたり、3億円程度の価格で請け負う方針だ。
調整池をもつ地方自治体などからの需要を見込んでいる。
価格は陸上につくる場合と同等に抑える一方、発電量は冷却効果によって陸上より1割増す見通し。
プラスチック製品のキョーラク(大阪市)と、太陽光あ煉るを水上に浮かべる土台となる浮体式架台
の金型を共同開発した。
海外製の類似製品を使用する場合に比べ、2割近く価格を低減。
総投資額で陸上波のコストに抑えられるようにした。
架台はキョーラクが国内で生産する。
太陽光パネルは中国企業からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受ける。
太陽光パネルは熱で発電効果が落ちるため、冷却効果が見込める水上に注目が高まっている。
ウエストHDが昨夏に埼玉県桶川市で自社向けに建設した市場メガソーラーでは、陸上に比べ
発電量が約1割多い実績が出ているという。
発電能力1000kwのメガソーラーの場合、陸上に比べて売電収入が年間300万円程度ます計算だ。
発電所の大きさはメガソーラーから小規模まで自由に選べる。
海上には建設できないが「多少の塩分には機材は耐えられる設計にする」(ウエストHD)という。
ウエストHDによると愛知、福岡、佐賀、香川、埼玉各県の10都市程度から発電能力の合計2万kw
を超える水上発電の建設の引き合いがきている。
(記事参考:日本経済新聞 8/9)