92 ブラウン祭り ~釣行記2020~

ディスカスの「トリスタンとイゾルデ」?

 

こんばんわ

魚種指定禁漁というのがよくわからないワタシです

このあたりはヤマメが4、5月禁漁なのですが

 

渓流の宝石とも呼ばれるヤマメ

 

「僕は、ヤマメなんか釣りません!」

「狙いはブラウンかニジマスです」...とか

「私は川の宝石ヤマセミ?(鳥)を釣りたいんです」!? とか

「私は暇だから竿をだしてるだけで立身出世しましたが なにか?」

(太公望)

などと言えば許されちゃうんでしょうか?

 

でも

ヤマメが釣れちゃった時点で法律的には密猟らしいです

「いえいえ、リリースしますから」とか言っても

それは万引きしたあと 

「返さえばいいんでしょ!」って言ってるようなもんらしいです

 

今年3月千歳水族館へ行ったら、鮭の稚魚放流イベントに遭遇

成り行きで参加してきました

 

曖昧模糊としていて

誰かに忖度したのかもしれませんが

意味不明です

 

とにもかくにも小市民的小心者なので

4月5月は川へ近よらず

憧れの支笏湖も

ヒメマスが指定されているのでなんとなく近寄り難いのなのです

 

水族館のヒメマス

支笏湖名産になったけど元は移植種だったのですわ♪

ニジマスやブルック、ブラウンなども

全国の河川に「食用」として放流されてきましたのよ

 

ちなみにヒメマスって

支笏湖原産ではなく阿寒湖からの移植種だそうです

降海したものは有名なベニザケになります

アメマスは在来種で

ニジマス、ブラウンにウグイ、スジエビさえも外来種らしいです

 

千歳水族館は川の中が見られる

観察窓際にたむろするサケの稚魚たち

 

ちなみのちなみに

最近は行ってないのですが

かつて支笏湖のお土産屋さんには

「支笏湖名物、イカの姿焼き」なるものを売ってましたが

支笏湖で、イカは採れませんから・・・念のため

今も売ってるのかなあ? 

 

水族館にいたエイ

川にはいませんから・・・念のため

 

6月朔日

偶然にもお休みだったのでC川へ

 

COVID-19の蔓延により新千歳にグランドされたANA機たち

 

今年は、ちょっと違う場所から攻めてみたくなったので  

下流側へ車を走らせてみました

 

釣り場に入ったら米軍のC-130Jが通過していった

 

護岸された河川でさえも

少しづつ時間をかけて

渓相は変わり続けていきます

 

 「川の流れは絶えずして しかももとの水にあらず

   淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて

    久しくとどまりたるためしなし」 (方丈記)

 

数年前より流れが変わっていて気になっていたのですが

すでにフライフィッシャーさんたちが数人いたので

密を避け? (少し違うと想ひます)

ほんの少し上流側へ移動することにしました

 

新聞にも載ってた、北海道上空を低空飛行してた機体だな

 

ところが草ぼうぼう

投げる場所が殆どないし、投げても釣れる気がしない

無理なキャスティングでラインはカラマるし

半ズボンだったから草でスネを切って出血のダイ惨事

 

時期的に類推すると

北朝鮮侵攻作戦の練習(訓練)でもしてたのかなあ?

 

すぐにあきらめてもう少し上流

コンクリートの護岸階段のあるポイントへ

なぜか釣れる気がまるでしません? なぜでしょうか?

それでも、ルアーをチェイスする魚影を視認

ウグイっぽい

 

魚は釣れないなか

航空自衛隊のF-15イーグルが進入していく

大きな主翼と後方に伸びたブームに取り付けられた大きな水平尾翼がわかる

 

 

追いかけてはくるけど反応はにぶくノーヒット

昼食休憩

どこにでも置いてあるアルコール消毒器で出血の足も殺菌! 

シミたけど、ありがと♪(使い方を間違ってるけどな)

 

 

主翼下に、たぶん国産の空対空ミサイルを装備しているな

 

午後はいつものポイントへ

実績のある橋脚の下へ投げても無反応

釣れる気がしない感、つのります

 

たわむれに、下流へ投げてみたら・・・

ジャンプしたヤツがいました(!!)

反応はあるもののヒットせず、気分を代えて上流側へ

浅い流れのチャラ瀬と呼ばれるところですが

おなじみのグッとくる手応え! FISH ON♪

竿もリールも絶好調で寄せてランディング

20センチはあるブラウン・トラウトでした

 

今年初のトラウトはブラウン

赤と黒の点模様が特徴

 

ブラウンは外来種ということで

つい最近まで残らずお持ち帰りにしてましたが

観光気分で自らやって来たわけでもなく

ニジマスともども人の都合で食用として輸入放流されたもの

 

「フィッシュ・アンド・イート」が釣りの基本とも想っていますが

無理に殺生する理もなく

最近は、リリースすることも多くなってきました

 

新政府専用機ボーイング777が通過していく

 

だから「遊んでくれてありがとう」などという

ヘンタイじみたセリフには鼻白み

「二度と釣られるんじゃないよ!(次は喰うぜよ!)」

とおなじみのセリフを心のなかで唱えてリリースしました

 

さて、下流側の魚が気に掛かります

活性が高いとみて

フローティング・ミノーという小魚を模して水に浮くものにチェンジ

良いところに落ちたので一呼吸置いて巻き上げたところで

FISH ON!

 

派手なフローティングミノーにアタックしてきた山女魚

トラウト界では美少女キャラだが獰猛なオチャッピィ♪

 

下流なので流れの強さを気にしつつ慎重に寄せて...

ヤマメ

初日にて渓流の宝石(獰猛ですが)ゲットです

嬉しくて、なんか泣きそう・・・

 

魚に優しいと云われる素材のランディングネットに入れて

リリースに備える

素手で触らないことが肝要

 

次の次の日

仕事がなかったのでショートタイム、川へ

おなじみのポイントを流してみますが

やはり釣れない感が募ります...

実際釣れないし・・・ひょっとして新コロプチ倦怠症候群

 

川の中に人工物が置かれ流れが変わってるところで

FISH!  ところが!!

鮮やかな空中前方宙返りを決められ痛恨のバラし!!!

うわぁぁ(泣)

 

自宅で捉えたJCABの飛行検査機仕様のセスナ・サイテーション

COVID-19により圧倒的に飛来数が少ない時だったので

油断してて、あわてて撮ったから少しボケている

 

 

えーっと、一週間ぐらいあと

またまたショートの時間、駐車場すぐ近くでフライフィッシング

 

近くには、緊急事態宣言解除を受けてか繰り出した家族連れ

お父さんはエサ釣り! 

子どもたちはタモを水面に叩きつけて遊んでる・・・を避けながら

我が家の猫毛(むしったんじゃないよ)

コーミングで抜けたヤツを使って巻いた猫毛フライ

流してたら「ぐい~ん」と引っ張られてFISH ONしたのは

ウグイ

 

我が家の猫毛を巻いたフライにアタックしてきたウグイちゃん

目がうつろ??

 

食べられないことはないけど

骨また骨なので濃ゆい甘露煮など

骨ごと食べられるように調理法が限られるおさかな リリース

 

 

釣れてるのに釣れない感が抜けないCOVID-19下

しばらくして、ちょっと上流側へ入ってみました

ウキ釣り師が40センチはあろうかという

マルタウグイを上げていたのを横目に

まずは下流側へ・・・釣れまへん

戻ったら釣り師の姿は消えていたのでそこから上流側へ

 

釣りの準備をしてたらこげ茶のミンクが現れた

あわててスマホのカメラで狙ったけど何も写っていなかった!

なんかいるようにも見えるけど、自信ない

 

この場所、ほぼ直線の流れで

対岸の際でウグイが釣れたくらいの記憶しかないのですが

40センチオーバーのブラウンが釣れたというウワサ?があり

投げずにはいられません

 

川の真ん中くらいに流れの変化するところがあるので

そこをめがけてキャストを繰り返してたら

FISH ON!

いい手応えで釣り上げたのは20センチオーバーのブラウン

この辺りで初めてのブラウンかもしれません

写真を撮ってリリース

 

今まで釣れたことのなかったポイントでルアーにアタックしてきた

20センチオーバーの綺麗なブラウントラウト

 

さらに上流へ上がって橋の下

ここはヤマメやらブラウンやら実績のあるポイント

川中の橋脚周辺はいかにも魚が付きそう

なのに釣れません

魚たちにとっては何か問題があるのでしょう!?

上流側の川岸付近、かつてブラウンが釣れたポイントも反応なし

 

下流側へロングキャストして巻き上げててたら FISH ON!

これも20センチは超えるブラウン

最近リリースばかりしてたから増殖しちゃったかな??

(たぶん違うと想います)

魚に優しいと云われているランディングネット(タモともいう)に入れ

弱らせないように水際でバシャバシャしてたら

ジャンプ一番!逃げられてしまいました

あぁ~せめてお写真を~

無理なのね♫

 

最近北海道の川でも見られるようになったピラニア(嘘です!)

 

 

肩を落とし、帰ろうかなと戻りながら

車は通れない歩道橋の下に目がいきます・・・

ここは落ち込みで、秋にはウグイがたむろしている場所

「とりあえず投げてミソ」

かつての教え(第24話「養沢の鱒」参照)がリフレイン

ほとんど真下に落としてちょんチョン♪ FISH ON♪

「えぇ~、どうやって抜くのこれ、ドラッグも出てるし!」

 

この橋の上からほぼ真下へ投げてみたのなの(バカじゃないの!)

 

ドラッグ(抗う力)

リールには

ライン(糸)の強度限界を超えるようなテンションが掛かったとき

限界はありますが

文字通り、抵抗をかけながら糸を送り出す機能がついてます

たいていはネジ式になっていて

強めたり弱めたりすることができます

 

魚とやりとりしつつ、超大型ではなく抜けそうなので

ドラッグを強めにして間合いを計りつつ

「うりゃあぁぁぁぁっ!!!」

 

それでも2段階抜き上げになっちゃったけど

今までで一番大きい20センチオーバーのブラウンGET♪

なんとブラウン3連単

 

 

なんとか釣り上げられたブラウントラウト

 

長考の末、お持ち帰りを決断しました

 

約24センチ

 

翌々日

ショートで同じ場所へ、魂胆見え見え...かもな?

安・近・短でいつも同じ場所ともいえます

 

上流側の川の真ん中付近にいたブラウン

変なルアーでしょ・・・「あれ」を使った自作なの

 

アタリがなく上流の橋下まで移動

一昨日2匹目が釣れた好ポイントだけど反応なし

最期にと、上流の川の真中付近にロングキャストしたら

FISH ON♪

やはり20センチオーバーのブラウン

これだけ濃ゆいのならとお持ち帰り

 

これは約22センチありました

 

 

なんか型の良いブラウンが増えてない?

ここ1,2年リリースばかりしてたせいかしら??

(いやいや、そもそもそんなに釣れてないし)

 

てなわけで2020年の初釣行は

良型ブラウンによる「ブラウン祭り」になりました

 

追伸

今年作ったお一人様用自宅BBQ場でシンプルに塩焼きにしてみました

一緒に焼いているのは鶏肉串

ブラウンは肉厚で

トラウトの美味しさが充分に詰まっていましたわ♪