121 蒼穹無宿10 ~宗門の争い~ 

今年図書館の近くで見た満開ののコブシ
本文と写真は何の関係もありません
 
えぇ~ 年寄りってぇのは・・・てなことを申しますと
エイジハラスメントなんて言われちまうご時世でござんすが
人間、先が短くなってきますと
どんどん気が短くなってくるようでございます
ルールがあれば反則があるってなもんで
中にはいつまでもぼやぁ~としてる人もいるわけでしてぇ
・・・何が言いたいのかと言われれば
更新が遅れてごめんなさいm(_ _)m
 
桜咲く
白っぽいのが混じってます
奥からユダヤ、キリスト、イスラムでしょうか???違うな
 
航空自衛隊から民間ヘリコプターにグライダー
パイロットにして、航空評論家あるいはエッセイスト
敬愛する故・宮田豊昭さんが残された文章を紹介するシリーズ
 
昭和の千歳基地航空祭に展示された
国産超音速練習機T-2
垂直尾翼に短期間使われた4空団のマークが描かれてる
奥にはT-34メンターも見えるぞ
 

(世界を変えた日 9.11米同時多発テロ から抜粋)

 

宗教戦争といえばキリスト教徒の聖典解釈をめぐる争いのことです。
堕落した聖職者の攻撃に端を発し、複雑に政治とも絡み合っていますが、
とどのつまりは聖書に帰れという心の戦争でした。
十字軍とイスラムの戦いは、

聖地エルサレムを回復しようとしての戦争であり心の戦いではなかったのです。

 

置き配でしゅ(=^・^=)

 

宗教戦争とは一般に、時の権力と結びつき、免罪符(有料)の乱発など

腐敗、堕落していたカソリックに対し、

マルティンが怒ったときのことを指します

より厳格になったプロテスタントはUSAに多数を占めています

ユダヤやキリスト教とイスラムのエルサレムを巡る戦いは、

宗教が絡んでいても、結局はウクライナ侵攻と同じ

領土を巡る戦争だったのでしょう

 

 

先頭4機のスモークチェックにさらされる5,6番機

ブルーインパルス初代からのスタイル

2023千歳基地航空祭予行にて

 

キリスト教の宗教改革は14世紀頃から始まり、永い宗派の争いを経ました

宗教心の戦いであり、結論は聖書に帰ることだったようです

イスラム教もスンニ派やシーア派などに分派しています

 

新千歳空港開港間もない頃のエプロン


そういう意味ではキリスト教原理主義者の戦いであったということができます。


いまイスラム原理主義が起こっているのは歴史的必然なのかもしれません。
イスラム教は7世紀に生まれました。

キリスト教が聖典に帰るのに1,400年かかったように、

イスラム教も同じくらいの時間が必要だったのかもしれないのです。

宗派の成長は社会の変化とは無関係でいられません。

現に起こっている事態をどう解釈するか、宗教法が対応する苦悩でしょう。

問題は他宗教でなく、同教他宗派との対立にならざるを得ないのです。

 

ブルーインパルスのデルタパス

 

ユダヤは、モーセが唯一神「ヤハウェ」を創り

キリストは同じ神の「子」として遣わされました

イスラムは、

「アッラー=神」の予言者ではオレ=ムハマンドこそ

最強最後の一番だと吠えました(?)

神は一つで、すでにダンゴ3兄弟です

 

 

T-2ブルーインパルスの頃の千歳基地航空祭

 

お釈迦様が悟りを開いた仏教でも

その後、多くのお坊様がそれぞれ悟りを開いたので

「前世の悪行が憑いておる、すべてを捨てなければ地獄へ

墜ちるであろう」と有り金残らず巻き上げる宗派や

「全ては御仏の心のままに、金銭の要求など・・・」

と言われたので30円寄進したら

次回からは案内の手紙すら来なかったり・・・

神とコラボしてみたり 百花繚乱

 

 

トレイルで進入するT-4ブルーインパルス


テロ組織はイスラム教と異教徒の戦いにしたいと思っているようです。

しかし歴史は他宗教を敵として本格的な戦争を仕掛けたことはありませんでした。

戦争は現世利益を無視して起こりづらいからです。

大きな犠牲を払って利益が得られないのでは、戦争に加担するものはいません。

たしかに宗教が絡む戦争はありましたが、引き金になったのは利害関係です。

 

ビミョーに似てる寝姿

種は違うけど異姉弟

 

戦争は一攫千金または起死回生、捨て身の経済活動です

権力と宗教の利害が一致したとき

様々な戦争が起こりました

 

札幌駅

東京の駅を知ってるとやっぱり地方の駅だなあって想う

人も少ないし、列車の出入りものんびりしてる

新幹線なんているのか!?

 

ところで

宗教の弾圧といえば

織田信長が凶悪犯扱いされてますが

武士が政権を取って以降

平家も焼き討ちをやってます

 

石勝線を往く単両のワンマン列車

 

僧侶が自ら武装し(武蔵坊弁慶が有名)

酒色に耽り、門徒を扇動して農兵あるいは民兵化

 

同じワンマン列車でも形式違い

 

無辜の民を焼き殺したと言われてますが

武士よりも強い神や仏をいただいき

念仏など祈りを捧げれば誰でも極楽へ行けるという群衆は

人口の1割にも満たない特権階級の武士たちにとって

凶悪なテロリストとその家族に思えたことでしょう

 

苫小牧西港へ入港するシルバープリンセス号

 

イスラム教の指導的聖職者に、テロが聖戦であるのかどうか、

どうして誰も聞かないのでしょうか。

宗門の主旨に沿うのか恥なのか、見解を正さないのが不思議ですし、

イスラムの聖職者が沈黙しているのも不思議です。

どこへでも出かけていく勇気ある日本のマスコミが、

なぜ聴こうとしないのでしょう。

 

猫は猫の上に猫を作らず

猫の下でも寝ます

たまには側にいたい


ユダヤの民はエジプトで奴隷生活を強いられ

モーセにより約束の地カナン(パレスティナ)へ逃れましたが

新バビロニア及びローマ帝国に二度も滅ぼされ世界中に離散しました

 

ヒヨドリ

渡り鳥だけど定住を選んだものもいる

 

神教には明確な聖地があります。

一神教であるためには、原点としての聖地がなければなりません。

空間認識の原点であり時間認識の原点、世界観の原点だからです。

エルサレムが

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通した聖地であることは

砂漠の宗教の不幸です。

砂漠は人間に非寛容です。生きていくためには苛酷な環境ですから、

所有やその反対を意味する略奪に、

特殊な解釈が生まれても致し方がありませんでした。

 

キリスト教はアレヤコレヤそれがあってヨーロッパの森で育ちました

聖地にそれほどのこだわりはありません

地球が丸いこと、回転してること、惑星に過ぎないこと

人が猿から進化したことさえ有耶無耶ムニャにして

産後革命に成功、大発展を遂げました

聖地巡礼はすでに観光です

 

 

千歳川の鴨群

くちばしの先が黄色いのはカルガモだな


しかし砂漠で過ごしたイスラム教は、聖地の意識が強烈です。

毎年メッカに巡礼する人の数は何百万にもなるでしょう。

その聖地メッカがあるサウジアラビアに居座るアメリカ軍や、

エルサレムに紛争が絶えないのは不穏を放置していることになるのでしょう。

倣岸なキリスト教徒と映っても仕方がないのかもしれません。

 

ですが、戦争はテロとの戦いであって聖地をめぐる戦いではないはずです。

 

吊るしものを一杯ぶら下げて降りてきた米軍のF-16CM

軽量安価の多用途性がウリ

夕日を受けて進入するF-15J「888」

 

イスラムは、末っ子ゆえ戒律はより過酷です

断酒、断食、徹底した男尊女卑

進歩を否定してでも女の子に知恵をつけたくないようです

ユダヤやキリストも男の宗教です

中絶禁止など白人男性選民意識が残るからこそ

トランプを称賛してしまうのです

それほどまで女の子が怖かったということでしょう

 

千歳基地に展開した三沢所属のF-16群とUH-60J

嘉手納に展開しているE-3Gも飛来

 

イスラムはかつて

聖戦と称し、異教徒を徹底的に排除することにより

一大帝国を築きましたが

過酷すぎる戒律ゆえ文明開化に乗り遅れ

一部の石油成金を除きちょお貧乏化

その不満のはけ口が原理主義を産み

キリスト教国家へと向かったのかもしれません

 

福助?を挟んでカラスを追う?F-16CM

 

ユダヤは

ナチスによる大虐殺への同情もあり

キリスト教国家の支援を受け

第2次世界大戦後

19世紀から勢力を増やしていたパレスチナにおいて

武力により聖地を奪還

イスラエルを建国しました

 

F-15の複座型(DJ)

前後の二人が揉めたら大変

 

それでも同じ聖地を持つイスラム教徒を

排除することはできません

過激派テロ組織との戦いは泥沼ですが

信仰への弾圧はたちまち自分たちに跳ね返ってくることを

痛いほどわかっているのでしょう

心と心の戦いは、経済活動でははかれません

エルサレムでは懸命な綱渡りが続いています

 

ピカチュウ塗装のスカマーB737

 

罪深き人間は、この世で罰を受け

死んでから天国へとするユダヤ、キリスト、イスラム

それって!そもそも神様の失敗じゃね!?

あるいは業による輪廻転生から悟りにより脱却し

極楽へ行くとする仏教も

たかだか人類史上3000年程度に過ぎない

死後に救いを求めた新興宗教たちです

 

 

新千歳空港のオープンエプロン

軍用機のC-17もいる

 

 

同じ神あるいは教えの中で

宗教宗派が分裂し、時の権力による選挙活動

あるいは経済活動と密接に絡み合い

それぞれ自らには慈悲深いはずの宗教宗派が

利用し利用され、相手を悪魔として殺し合う

混沌(カオス)です

 

オムニエアインターナショナルのB777

軍用チャーターによく使われてる

C-130の民間型L100-30(N2679C)

 

とはいえ

人知の及ばないものを神や精霊

あるいは魔王(妖怪)として畏怖してきた多神教も

生贄を捧げたこともあり

けして優しいだけの宗教ではありません

 

JR千歳線の最後尾車両から見た札幌駅方面

 

「衝撃の事実!聖母マリアちゃんこそ神だった!!」

あるいはアマテラス若しくはカグヤ教

新たな女神宗教が生まれ、女性が天下を取れば

男性は3分の1から7割くらいは粛清されちまうだろうな

だってAIにおまかせ♥

 

芝桜赤

 

神が創造し

あるいは輪廻転生を繰り返す人は罪深き者

この世で制限を課し苦行して、死んでから天国や極楽へ行きましょう

そんな教えをAIはどう判断するのかな?

「さっさとみんなで天国へ行っちゃいましょっ♡」ってな感じで

世界中の核兵器のボタン押しちゃいそうだな

 

宗教にハマったAIってかなり怖い

 

 

2024年1月16日

プッシュバック中の大韓航空機のトーイングタグがスリップし

機体がキャセイ航空の尾部に接触

その後オープンスポットに放置されてたけど

修理に入ったみたい

 

神々が世界を創り給うたのではなく

人々が神を創り給うたんだろうな・・・たぶん!?

まちがいなく!

 

桜花散下