大学病院の診察ではずーっと怖いくらいリスクについて話されることはなかったのですが、術前1ヶ月間の診察でようやく説明がありましたやっぱりありますよね
どんな作戦で行くかの話
参考記事
側湾の現状についての説明
どのような手術になるかの説明
のあと、
「リスクはないわけにはいかないんですよね〜」
とリスクの説明は気が進まなそうな様子でおっしゃいました。
わたしの場合、腰の辺りから入る前方固定術と背中を切り開いて矯正する後方固定術の2回の手術をすることになったのですが、リスクは2回の手術ともほぼほぼ同じです。
【1回目:腰椎前方固定術】
最初にする腰の辺りから入る手術についてのリスクのお話として、
地方の病院で、腸を傷つけることがあったとのことでした。
術前検査でCTを撮るというのには、内臓の位置をしっかりと把握し、メスを入れた時に内臓を傷つけないようにするという目的もあるらしいです。
でもうちの病院ではそのような事故はないとのこと。
【2回目:後方固定術】
こっちの手術の方が時間もかかり、よりリスクも大きい感じになります。
手術の同意書に書かれた考えられるリスクはたくさん書いてありますが、口頭では出血や、感染症、麻痺などの説明を丁寧にしてくださいました。
【1回目と2回目両方の手術共通にあり得るリスク】として、
- 脊髄や神経痕の損傷/麻痺の出現
- 血管損傷・輸血の可能性
- 臓器損傷
- 硬膜損傷、髄液漏
- 薬のアレルギー
- 手術高位の誤認
- 感染症
- エコノミー症候群
- 外側大腿皮神経麻痺
- 骨採取
- 声が掠れる、咽頭痛
- インプラント破損
- 隣接椎間障害
- 骨融合不全
- 複合性局所疼痛症候群(CRPS)
- 既存の合併症による障害
- 年齢に伴うもの
- せん妄
その他合併症
(手術の同意書より)
“その他合併症“ってなんでもありじゃん
チラッと"やばいのでは"という気持ちがよぎりますが、すでに術前検査を始め手術に向けて動き出しているこの時期にこれだけのリスクを知らされても、「やっぱりやめます」とか言えません(笑)
まあ、ある程度のリスクは聞いて覚悟はしていたから、運を天にまかすしかない
リスク説明をしてくださった主治医の上司S先生は、これらのリスクは本当に少ない確率だけどゼロではないから説明をしなくてはいけないが、
「何か起きてもこの病院は専門家が集まっているのですぐに対処できます。」
と自信に満ち溢れた様子でおっしゃいました
心配だけど、絶対の自信を持って大丈夫っておっしゃるS先生に母は安心したみたいでした。