【295】相撲解説書
昔の相撲関連の書籍を見ると、面白い発見がある。例えば、・・・
『四十八手図解 相撲必勝独習書』(大正十二年刊)には、当時の相撲部屋と所属力士が列挙されている。部屋数を算えてみると五十五部屋あった。現在の相撲部屋の数がいくつかは知らないけれど、多分、五十五よりは少ないのではないかと思う。
「歴代大闘力士連名」の項では、時代別に代表的な力士の名前が掲載されている。寛政期に雷電為右衛門の名がある。確か、勝率が九割越で、特別にハンデまで負わされた伝説の力士であったと記憶する。これだけ強かったら、後世、「雷電」の名跡を継ぐ力士はいないだろう、・・・と思ったら、明治期に雷電震右衛門と云う力士を発見。二代目雷電、果たしてどれだけの対戦成績を残したのだろう?
絵入りの技法解説を見ると「手四つ」と云うのがあった。プロレスではよく見るが、昭和以降、大相撲でこの様な技は見られたのだろうか?
ちなみに、この「手四つ」。相手が大きく強くても簡単に押し勝つ(合気っぽい)方法がある。ヒントは力のベクトルを微妙に外すこと。