日本人の言霊信仰については、作家の井沢元彦さんが、よく言及している。

 言霊信仰とは「言葉にしたことは現実になる」と云う考え。
 そんな非科学的なこと、誰も信じてないよ、と云うアナタ。アナタも言霊信仰にドップリと嵌まっています。例えば、・・・

 AさんとBさんがケンカをしたとする。AさんがBさんに向かって、「オマエなんか死んでしまえ!」と言い、その直後、偶然、Bさんが交通事故に巻き込まれて重傷を負ってしまったら、・・・。
 二人のケンカを見ていた人達の多くは、Aさんに対し、「あなたが変なことを言うから、Bさんが事故に遭っちゃったじゃないか!」と、Aさんに向けて怒りをぶつけるだろう。Aさん自身も、Bさんの事故に対して(何故か)責任を感じるかも知れない。

 Aさんの言動とBさんの事故は全くの「無関係」なのに、・・・。

 以前、「原発事故に対して、どの様に対処したら良いか」と云う、公的機関作成のマニュアルをネットで探したが、発見出来なかった。
 もし、事前にその様なマニュアルを作って配布していたら、感謝する人よりは、非難する人の方が圧倒的に多いような気がする(←これは明らかにおかしい反応ではあるのだが、・・・)。

 原発事故対応マニュアルは見付からなかったが、替わりに、海外の政府が国民向けに配布した「核攻撃対策マニュアル」が多数見付かった。
 これを読むと、放射能に対する誤解が解け、正しい理解が進む。万が一、原発事故が発生した時に参考になる
※ネットで見付けた海外の「核攻撃対策マニュアル」のほとんどは冷戦時代に作成されたもの。以前、このブログでも内容の一部を紹介した。

 これは余談だが、・・・以前、福島原発の事故で、関東に一時避難していた道場の門人がいた。その人に対し、私が、「原子力は人間が完全に制御出来ない技術だから、当面、運転を止めた方が良いかも知れませんね」と言ったら、その人は急に激怒して「早く運転再開して貰わないと、補償の金が出ないんだよ!!!」と怒鳴って来た。(びっくりした・・・)
 運転再開と「補償の義務」は無関係だと思うのだが、・・・。あの人は、何であんなに怒ったのだろう???