【012】危機を乗り越える脳の働き(120918)

 登山家ラインホルト・メスナー著『死の地帯』によると、山岳事故から生還した人達には三つの共通点があるそうだ。

①転落中に痛みを感じない(救出された後に激しい痛みが襲う)
②タキサイキア現象=時間がゆっくり流れる
③不安と恐怖の欠如

 脳のスイッチが通常モードからサバイバル・モードに切り替わると、この様な現象を体験するのだろう。山岳事故に限らず交通事故や命を賭けた格闘などのシーンで脳のスイッチが切り替わる事はある。このスイッチを自在にOFFからONへ切り替える事が出来れば、その人は「達人」になれるはず。