◎はじめに

 今年(令和6年)の正月、能登半島が地震災害に見舞われた。
 正月の三が日、以前、このブログで紹介した災難前知術の「三脈法」についての記事に対し、100を超えるアクセスがあった。
 
 大地震を予知する事は現代の科学技術を以てしても容易ではない。

 私個人は「海洋生物の異常行動」を大地震に備えるための一つの目安としている。
 「海洋生物の異常行動」とは、具体的には、①大量のイワシが浜に打ち上げられる ②イルカやクジラの群れが浜に打ち上げられる ③普段は深海にいて姿を見せないリュウグウノツカイが浜に打ち上げられたり、漁師の網に掛かる等々。

 国立国会図書館のサイトで地震予知関連の書籍を探していたら、三冊の冊子を見付けたので、次回よりこれらの冊子の内容を紹介していく。(どれも大正12年関東大震災の直後に刊行されている)

〇昇竜堂主人著『震火災の前知と其予防法』(大正13年)
〇富永欣太著『四十年経験 地震前知』(大正12年)
〇志村南欠著『天災の前兆と其予防』(大正12年)
 どの著作も、内容は非科学的かつ迷信のようだが、迷信の信憑性が、後に科学的に裏付けられる可能性も否定はできない。

 興味のある人は、参考程度に活用してみて下さい。