勝又壽良著『韓国破産』アイバス出版刊
「こうして「反日国」は、政治も経済も壊滅する」と惹句にある通り、
韓国は衰滅することをいろいろと論証して見せている本。
とは言っても、これらの点はもう随分以前から結論づけられていた話で、
改めて指摘されるような「新説」が述べられているわけではない。
代替が、中国に媚びて擦り寄ろうとしたから、
中国から舐められて、
団体の観光客が韓国観光に赴くことが禁止され、
韓国の商品が中国に輸入されることが差し止められたりして、
対中国貿易の国民経済における比重が過大な韓国にとって、
なされるがままに「往復ビンタ」を喰らわされているような情況なのである。
ここまで「反日」「卑日」で盛り上がってきた韓国にとって、
今更日本に擦り寄ることもできないし、対日外交関係の改善も図れはしまい。
正確に言えば、「韓国は転ぶ」ということは、2年程前から囁かれていたことである。
サムスン電子が品質問題でその弱点を世界に晒してしまうとか、
大統領自身が弾劾裁判に掛けられるとか、
世界8位の海運会社が為す術もなく破綻してしまうとか、
「想像を絶するような失態」を頻出させてきているのは、偶然ではない。
更に言えば、北がミサイルを繰り返し打ち上げているのも、
「核で武装した韓半島連邦国家の樹立」によって初めて、
米中の狭間で国家・民族の主体性を確保でき得る唯一の道であろうという、
そういう強烈なメッセージだと理解した方が良いだろう。
次期韓国大統領は、従って、北と連邦制論議のテーブルに就き得る人物こそが、
相応しいという訳なのである。
騒乱期に突入した韓国から夥しい数のボートピープルが日本を目指し、
日本の巡視船がそれらのボートピープルを半島に追い返すという図・・・。
アメリカがあんな風だから、
アメリカへの亡命が受け入れられるかどうか不確実なのだから、
個別には、日本への移住なりを考えておくべきだろうと思ったりする。