速読術と記憶術の関係。読書のメカニズムに関連して。 | 作業のスピードアップに役立つ速読術

作業のスピードアップに役立つ速読術

退職後の起業と認知症予防に役立てようと速読術と記憶術に注目。速読には視力回復効果、記憶術には認知症予防の効果がありそうだと、体験した訓練を報告します。

起業に役立つ速読術 62歳からの起業請負:なかのりです。
お約束の速読訓練を再現中継しています。


速読の能力を上げるためには、読書のメカニズムを理解することが
大切だということを紹介しました。

 

読書のメカニズムを分解すれば、本を読んで理解するまでの
脳内での仕組みが分解できるので、分解されたそれぞれのパーツを
強化する訓練をすれば効率的だから、という理由でした。

 


最初の強化パーツは、眼筋でした。

 

眼筋を鍛えれば、眼から脳へ送る文字の量が増やせるからです。

 

眼の筋肉の図を掲載しましたが、初めて見たという人が
ほとんどだったのではないでしょうか。

 

これからは速読訓練の前には眼筋をほぐしてあげましょうね(笑)

 

 

ほぐす時は、スポーツ選手のストレッチと同じで、ほぐしている部分を
頭の中でイメージすることが大切でしたよね。

 

 

図を思い出してくださいね。

 

 

あまり気持ちの良い絵ではありませんでしたが(笑)

 

 

 

読書のメカニズムの話が出たので、今日は読書のメカニズムに

 

 

関連して速読と記憶の関係についてちょっと触れておきます。

 

速読というのは「速く読む」ということですが、ここで多くみられる
誤解をなくしておきましょう。

 

 

速く読むというのは、斜め読みとか飛ばし読みとか、キーワードだけを
探して読むとかいうことではありません。

 

 

これまで私たちは読書といえば、内容を理解しながら読んできたわけ

 

ですが、速読術でもこの意味は全く変わりありません。

 

これまでの読書のままで、ただその速度を上げようというのが

 

速読術です。

 

ですから、速読力を上げたからといって、分からない単語の意味まで
分かってしまうというようなマジックはありません。
残念ながら(笑)

 

読書のメカニズムでいえば、眼を通して脳に送った文字の形が
脳に記憶、保存されていなければ、検索しても意識というスクリーンへ
出力されないのですから当然といえば当然です。

 


読書を楽しみ、しかも速度を上げるには、脳に記憶、保存されている
文字の量が多ければ多いほどストレスなく楽しめることになります。

 

そこで速読と記憶について少しだけ触れておきます。

出し惜しみではありません(笑)

記憶術にも沢山の理論と実践方法があるので、書き出したら
終わらなくなります。

速読との関連部分だけを。

 

ここでは記憶術に関連することで、速読が一つの武器になるということを
お話しします。

 

 

速読が記憶定着のための一つの手段となるというお話です。

 

 

 

では。

 

 


記憶というのは、脳内での定着の強さが記憶の強弱の基準になります。

 

強弱は何によって分かれてくるのでしょうか?

 

 

記憶の強弱くりかえしの回数×信号の強さ

と言えます。

 

くりかえしの回数というのは文字通り、何度も何度も書いて覚えたとか
何度も何度も声に出して覚えたとかいう、あの「何度も何度も」が
それにあたります。

 

「何度も何度も」が多ければ多いほど記憶としての定着が強くなり、
その記憶期間も長くなります。

 

 

 

信号の強さというのは、うれしさも悲しさも深ければ深いほど
記憶に長く残ります。

 

 

「深ければ深いほど」というのが強さの程度になります。

 

物の記憶であれば、五感すべてを通して記憶することになります。

 

たとえば「リンゴ」を記憶する場合。

 

視覚:見る
味覚:食べる
嗅覚:香りをかぐ
触角:さわる
などの感覚を機能させ「リンゴ」という文字と意味をセットで
脳に記憶させ、保存することになります。

 

後日「リンゴ」という文字を眼で見たら、脳内に保存されている
記憶が検索され、意識というスクリーンに出力されるということに
なります。

 

 

五感のうち大切なことは、視覚が約80%を占めるという点です。

 

 

つまり記憶に定着、保存しておきたい情報は目を通して得られる割合が
高いということです。

 

 

川村式の記憶術では、記憶進度が利用されています。

 

たとえば受験を考えてみましょう。

 

 

受験日が設定されています。

 

 

受験日がたとえば6ヶ月先なのか、あるいはあと2ヶ月なのか、
試験日までの期間を記憶しておきたい期間として、期間に相当する
信号の強さを与えることによって、受験日までの期間だけを保存期間

 

とする、というような記憶進度とも呼ばれる方法も開発されてます。

 

あと2ヶ月だけ覚えていればいいから、速読で3回、直前に1回などと
設定できたら、試験日まで覚えているかどうか不安な気持ちの中で

 

勉強するということはなくなるでしょうねぇ・・・

 

精神衛生上いいですね~!

 

 

学生時代に知っていたら、もっと要領よく遊べたかもしれない・・・
と、いくつになっても楽することばかり考えるなかのりでした(反省)

 

 

いかがでしたか。

速読と記憶の関係。

 

速読は記憶だけでなく、脳内のさまざまな物質や電気などとも
関係して、スポーツ、ダイエット、躁鬱・・・応用分野は無限に
広がっています。

 

 

書いても書いても書ききれないくらいです。

 

ここで書けるのはどんなに書いてもほんの表面だけというのが
お分かりいただけると思います。

 


ですから、お代はいただきません(笑)
川村先生の太っ腹の理由がわかりますよね。

 

また、明日をお楽しみに。