8月21日

しんゆりシアターの稽古初日。


今回は出演者もスタッフもほとんどが

2回以上ご一緒したことのある方々。


劇団民藝に所属されている

加來梨夏子さんとは

初めてご一緒するのだけど

何度も舞台で拝見しているので

初めてお会いした気がせず


何かの続きを始めるような

稽古初日だった。



制作の秋本さんの案内で

皆で

アルテリオ小劇場の館内を

ぐるっと見て回ると


楽屋や楽屋廊下や舞台袖やホリゾント

舞台の床や搬入口

客席下の収納倉庫。

いろんなところに

今まで携わった公演の

さまざまな思い出が残っていた。



今回もこの劇場の空気感をうまく活かして

いい公演にしたいな。



読み合わせをしてみると

出演者の皆さんは

ご自身のキャラクターが

それぞれにはまっていて

清々しいドラマになりそう。



全体を読んだあとは

登場人物の年齢についての話し合いになり


ある人物については

ほんの2、3歳の設定の差で

ラストシーンの印象が180度変わるね。


という話で盛り上がったりもして。

面白かった。



女学者たち

売れない詩人たち

気弱な亭主

恋に悩む青年

etc


センシティブな問題を抱えている

登場人物達。



どこまで繊細に人と人の間の空気を

描き出せるかな。

頑張らなくっちゃ!!



と張り切ったところで。


初日の稽古を終えた深夜

私は発熱に見舞われ

例の流行病Kに感染していることが判明。



始まったところで

6回休み。


と、なってしまいました。


演出担当者が欠席だと

稽古の進行に支障ありすぎる段階なので


申し訳ないかぎりです。



喉が痛すぎるここ数日。

もう一回予防接種を受けておけば

もう少しこの痛みはマシだったのかなとか


我が家は

家庭内感染しているので

感染に気づいた時点で

紙幣に糸目をつけずホテルに隔離するべき

だったのかなとか

いまさらないろいろな後悔。



まあ、いまから後悔しても

仕方ありませぬ。



これも冒険につきものの何か

または

厄落としだ

プラスにとらえて前進しようと思います。