測量機、光波、トータルステーション 電源入らない時
①バッテリーは充電できている。
②バッテリーは充電できない。
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①バッテリーは充電できている。
バッテリーは充電しても、器械との接触が悪いと電源が入りません。
バッテリーが古くない場合は、充電できるならバッテリーの不良ではなく、接触不良と思います。
充電してバッテリーが不良であれば、充電器のランプが異常点滅するはずです。
よくある話ですが、バッテリーを購入したものが、電源が入らない事があります。
いままで、使用しているバッテリーでは電源が入るが、購入したバッテリーや電池交換したバッテリーでは電源が入らない事も良くあります。
これはバッテリーによって接点が微妙に違ってくる事から起こります。
通常使っているバッテリーは、接点部分がいつも接触している為、少し削れて電気が流れ易くなっていて、新たなバッテリーの場合、接点が少しずれていると、微少な汚れやゴミで電気が流れない事があります。
機種によっては、端子の先端に黒い汚れが付着して電源が入らない事も有ります。
黒い汚れは、肉眼では判りにくいので、スマホで撮影して、拡大して確認して下さい。
上の写真を拡大したものですが、矢印の所に汚れがあるのが
わかります。
よくドライバー等で削ってしまう方がいますが、キズが残るので
お薦めできません。
器械側の受け部分も一緒に磨きましょう。
通常は半年~1年に一度位は磨いた方が良いでしょう。
写真右のバッテリーのように汚れていると、全く電源が入らないと思います。
磨き方
綿棒にコンバウンドをつけて磨く。
その後にミシン油等を塗る。
ティシュ等で余分な油を拭く。
バッテリー端子に錆があると部品交換・電池交換も行ったほうが良いでしょう。
下写真の器械のバッテリーの受けも(赤矢印)同じように磨いて下さい。
時々、機種によっては、端子が少し途中で止まってバッテリーと接触しない事もあります。
2個の端子を押さえてみて、スムーズな動き、高さが同じかを確認して下さい。
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②バッテリーは充電できない。
A.充電器が故障
トプコンBC-10A.BC-5は、電池が完全放電したバッテリーを充電すると壊れます。
トプコンBC-19AR.BC-20AR.BC-27.BC-27AR.BC-27Mは、バッテリーが寿命に
なると、充電しません。(充電ランプが点きません)
BC-27Mは、壊れると修理不能となりますが、互換品で修理できます。
B.バッテリーが寿命・故障
バッテリーの寿命は通常3~7年以下です。
それより長く使用されている場合は、バッテリー寿命の可能性大です。
バッテリーのヒューズ切れが原因の場合があります。
バッテリーケース内にヒューズがあるもの
BT-32Q.BT-23Q.BT-24QW
バッテリーケース内とケースの外にヒューズがあるもの
BT-15Q.BT-20Q
充電器とバッテリーのどちらが故障か解らない時、
通常のリフレッシュ業者は、バッテリーの電池交換しか行っていません。
また、測量機専門店でも、バッテリー交換等は行ってくれますが、
充電器が壊れると修理不能で、新しい物の購入を勧められますが、
メーカー販売の終了した充電器は対応できません。
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当店では、バッテリーと充電器の両方の修理ができます。
解らない場合は、バッテリーと充電器を一緒に送ってください。
安心修理費
当店では、実際に修理の必要なところのみ修理費用がかかります。
バッテリーが原因で、充電器は修理の必要が無ければ、バッテリー
修理代のみの請求となります。