先日もお伝えした通り、私は次世代にバトンタッチしました。



Soki Ballet Internationalは来年で30周年を迎えますが、来年を待たずにバトンタッチをしたのは単純に


「登るフェーズをもう十分に堪能した」


という実感があるからだと思います。


バレエ界に限らず、社会はずっと「上へ、上へ」と登る生き方を成功と呼んでいます。


「結果を出すこと」

「評価されること」

「肩書や実績を積み上げること」


その世界のルールの中で、努力し、挑戦し、傷つきながらもやれることは、ほぼやり切った感覚があります。


だから今、私が次に向かう場所は「さらに上」ではありません。


「上から降りて、眺める場所に行く事」

今の私のフェーズでは「何をするか」よりも「どう在るか」の方がはるかに大切な気がします。


声が大きい人でもなく、数を集めた人でもなく、正しさを主張する人でもない。それは指導を始めた28歳から十分やり切りました。


誰かを無理矢理導こうとせず、目覚めさせようとはせず、正解を示そうとしなくていいかな?と思います。


私のこれからの役目は


「壊れない構造をつくり、自分の足で立てる場を残す事」


それだけで十分だと思っています。


現役の頃以上に、教える立場にいるからこそ


役割を終えた場所に執着して居座ることが次の世代の芽を塞ぐこともある」


と強く感じていますし、実際そのトランジッションが上手くいかずにいるケースを沢山観てきたので


「自分はそうならない、なりたくない」


と思っていたので、良いタイミングで決断出来ました。


マイアミから一時帰国した黎水那も。



この通り、プロとしてのアドバイスを後輩たちに話してくれて…



私は今までと変わらずに指導はしますが



明らかに役割は変わりました。



昨日は舟生実が日本女子体育大学 ダンス学科 卒業公演を観に行きました。


4年間本当に頑張りました!卒業おめでとう!



しかも、みのりが所属していた「中村研究室」



私が子供の頃一緒に踊っていた中村恩恵先生の研究室。


1982年。

恩恵先生は前列左、私は後のほうにいます!


毎回言ってますが…バレエ界、本当に狭いです!


必ず誰かと誰かは繋がっています。


しかし時代は令和ですから、もう昔のやり方は通用しません。


だから「世代交代」は本当に大事。


そのトランジッションがスムーズに決断出来て、今はホッとしてます!


これからもSoki Ballet Internationalをよろしくお願い申し上げます!


左右木健一