日本のバレエスタジオの発表会は、海外から来るバレエ教師たちを驚愕させます。


こちらは2012年に「コッペリア」全幕振付依頼された際、自分も舞台に復帰した時の写真です。



もうあまりにもゴージャスな装置で感動して、うちの仙台の舞台でもこの装置でやりたくて見積り聞いたら失神するくらいの価格で(名古屋から仙台まで船で、とかもうとんでもないスケール)断念したのを覚えています。


うちの School Performance も本当はもっともっとゴージャスな装置を沢山発注したいくらいなのですが、そうなると参加費用の負担を何倍にも増やさなくてはいけないので、出来るだけの範囲で上演しています。


「バレエは発表会の費用が…」とバレエを知らない方がよく仰っていますが、ディズニーランドに一泊二日出来るくらいの額です。ディズニーランドは二日で終わりますが、バレエの舞台は数ヶ月に渡る練習期間、大きな舞台で踊れる経験が得られます。この辺は「何に価値を見出すか?」がそれぞれ違いますから何とも言えないですが(価値観の良い、悪いは、ないですから。最近それを感じます)


私が子供の頃にいたスタジオは発表会参加費用はさほど高くはなかったものの毎年質素でしたし、装置付きの舞台経験もなかったので、海外のバレエ団に入団して初めて「凄い舞台装置」を目にしました。


しかし日本に帰国したら、普通のバレエスタジオですら生オーケストラ、ゴージャスな装置、ゴージャスな衣裳で子供たちが踊るのを観て驚愕しました。


舞台は本来ゴージャスなもので、それを日本ではバレエ団並みに上演出来るバレエスタジオがいくつもあると言う現実。これがいかに凄いことか?と言うのは海外に出ないとわかりません。海外の国立バレエ学校の学校公演なんてバレエ団の舞台に出演する以外は本当に装置も衣裳も質素だし。


このゴージャスな舞台を国の支援をもらわずに個人で創り上げる日本のバレエスタジオの凄さ…たぶんそれは指導者や親御さんたちが


「子供たちに素晴らしい経験をさせたい!」


と言う熱意があるから成し遂げられるものだ、と思っています。


「舞台経験は一生の宝」だと私は信じていますし、出来るだけ素敵な舞台装置のなかで踊って欲しいと思っています。


本当にとてつもなくゴージャスな舞台を製作してオーケストラ付きで、衣裳も新着で、振付家も呼んで、何日間も上演する、となれば莫大な費用がかかります。海外の国立バレエ団でしたら、その費用は全て国が負担します。


日本もクラウドファンディングと言うシステムが出来てから、支援してくださる方は増えましたが、それでもまだ足りないのは現状です。


どのような形でも構わないので、このブログをご覧頂いたバレエを知らない方(しかし興味がある方)はぜひお近くで開催されるバレエの舞台に足を運んでもらえたら嬉しいです。


ちなみにうちの5/19の舞台は無料です!沢山の方に観にいらして頂きたいので!



整理券配布は 4/6(土)10:00- です。


✳︎下記のサイトは4/6 10:00前には非公開です。

整理券予約フォーム


うちの生徒や私の知り合いの方は直接ご連絡いただければ整理券確保出来ます!


皆様のお越しをお待ちしております!


左右木健一