マイアミ国際バレエコンクール審査3日目。
マイアミに参加しようかどうしようか…結衣ちゃんが参加を決めたのは11月。ちょうどシンガポールのカナン国際バレエコンクールの前でした。
そこからコンテンポラリーの課題曲を練習して、私も東京、仙台、オンラインで結衣ちゃんをずっと指導していくうちに彼女に大きな変化が見られました。りよ先生も変化していく結衣ちゃんを温かく見守り、私も最大限のサポートをしつつ、余計なお世話にならないように一切ネガティブな言葉をかけずに「楽しんで!」と声をかけて挑んだコンテンポラリーはまさに神懸かっていました!
私も自分の振付ではないコンテンポラリー作品を指導するのは初めてでしたが、指導していてとても楽しかったです。
りよ先生のサポートも絶妙で、本当に結衣ちゃんがサポートが必要な時以外は結衣ちゃんを遠くから見守り、必要な時は即座に歩み寄り、駆けつける。まさにこれが今の時代における「付き添い教師」に必要なスキルだな?と感じました!
私自身が子供の頃、発表会で特にそうだったのですが、毎回のリハーサルで怒鳴られて、舞台稽古も険悪でガナリで怒鳴られて、いきなり練習の時には言われた事がない事を要求されて…と言ういわゆる「昭和だったら当たり前のバレエ教室あるある」をやっと完全に手放すことが出来たような氣がしました。
解剖学を学び始めた頃からだいぶ「昔の指導法」とは違いますが、精神性の面において、やはり「白黒ハッキリつけて、恐怖を最初に植え付けさせて子供をコントロールするような指導」が少し残っていました。それに対する違和感が芽生え始めた頃、2023年のマイアミは私も審査員でしたので、今年の結衣ちゃんのように付き添い教師も出来ず「自分たちのチカラで乗り越えている」黎水那や弥生ちゃんを観てあたらめて「教師は余計なお世話やアドバイスをいちいち本番前に言う必要は全くない。むしろ良い結果になる」と確信した昨年。
日本に帰国した後から感じた私の「違和感」は何だったのか…そこを徹底的に掘り下げたのがコーチングでした。
「経験が全て」そして「自己受容理論」を用いて、白黒ハッキリつけない「二元性からの解放」を自分に許可するだけで、こんなにも現実が変わるとは…本当にコーチングを受けて良かったです!
しかもこの日は劇場を出たら快晴!
ホテルに戻ったらお日様キラキラ!
パネラブレッドにりよ先生と行ったり
やっとさあやちゃんとあたるくんともご飯を食べれて最高の一日でした。
どの世界においても「光と闇」があり、どちらの世界が良い、悪い、の2択ではなく、闇があるから光に感謝出来るし、光が眩しすぎる時は闇の存在も「必要」なのがわかる。
いわゆる「統合」をマイアミで再確認しています。
黎水那と弥生ちゃんは今年、あたる君振付のコンテンポラリーを踊ります。次世代の風がどんどん吹いていき、バレエ界も旧式のやり方が吹き飛ばされていくような感があります。