皆様、本年もよろしくお願い致します。

(喪中のため、新年のご挨拶は控えさせて頂きます)


昨年は大晦日の日の朝に38度まで熱が上がり(4年前に発熱したマレーシア以来)それが一日で下がると言う謎の発熱があり…色々な意味で年の瀬で2023年の毒出しをしてスッキリした感があります。


神社の鳥居もくぐってはいけないみたいなので(神道では「死は穢れ」と解釈するので)初詣にも行かずに初日の出だけを拝み



おせちも「お祝い事」なのでNG。お雑煮はOKと言う事でいつものように作って、くみ先生と食べて…



そのあとに地震…なぜ元旦に?と誰もが驚いたはずですし、折しも昨日は「一粒万倍日」


私も13年前は被災者でしたから、色々な思いがよぎりました。まずはその土地に住んでいる方にはすぐに連絡をしないで、時間差で連絡をする(これは他にも必要な情報を見逃さないため)


そして不必要な情報はシャットアウトする。これは私が震災チャリティと称した企業に利用された苦い経験があるので、被災された方は今後十分にお氣をつけ下さい。人はビックリするくらい、ずる賢い場合があります(全員が全員ではないですが)


そんな中、以前から約束していたうちの卒業生の宇津木笑香との初リハーサルが、私の仕事始めとなった今日。


「コッペリア・ディヴェルティスマン」で「祈り」を踊ってもらうのですが、このタイミングで「祈り」のリハーサルを彼女とするとは…



「優しさ、柔らかさ、軽やかさ」がそこにはあり、私が今、一番望む世界を笑香が見せてくれたことに感動しました。


笑香、ありがとう!



子供の頃からうちのスタジオで育ち、いまは理学療法士としてバレエダンサーたちのケアをする仕事に就いています。



どんなに日本や世界と言った自分の内側ではない、外側の現実が揺らいだとしても、全てを受け入れて「優しく、柔らかく、軽やか」に自分自身を常に見失わずにいる事。そしてそのような「集合無意識」を持つ人々が増えていく必要があることを元旦から学びました。


「願うのではなく、祈る」


まさに今日の「コッペリア」の「祈り」の如く、自分軸があるからこそ「シンプルに祈る」事の重要性を確信しました。


まさに時代が変わろうとしていて「今までの価値観では生きづらくなる」と予言していた方々の通りにはなっています。


その対処法は?


揺らぐ氣持ちを抑えつけるのでもなく、不安な氣持ちを封印するわけでもなく、ただ静かにその心の不安はどこから来るか?を俯瞰して「優しく、柔らかく」受け止めて「軽やかに」手放していく。


幸先の良いスタートとは言えない事が元旦からありますが、とにかく冷静に自分軸を失わずに地に足をつけて様々飛び交う情報に困惑されないようにしていこう、と思います。


左右木健一