今日は宮城県洋舞団体連合会の「洋舞公演」スタッフ下見でした。













下見会場が着替える場所や荷物置く場所が限られていたので、ジャージですが(笑)



うちのスタジオが開校して26年。色々な事がありましたが、今日はまさに「新時代」を感じさせられました。


まずは子供たちや親御さんが明らかに「新世代」であり、親御さんたちはたぶん私より遥かに若い世代。子供たちは軽やかでのびのびしていて、リハーサルも淡々と踊っていました。


私も昔の「昭和のど根性」みたいな指導法や「バレエはこうあるべき」みたいな概念を半ば手放したので、それが外側の子供たちに反映されたのかも知れません。


よくよく考えたら私が子供の頃、一番バレエで楽しい瞬間は「舞台の本番の時だけ」でした。なぜなら先生の怒鳴り声が本番の時は聞こえないから(笑)

場当たりやGPで怒鳴られた記憶は、未だに残っています。本当に有り難いアドバイスではなく「聴きたくない雑音」でしたが、バレエ界では未だに残っています。


私をはじめ、大抵のバレエ界で生き残っている人たちは毎回怒鳴られ、ビクビクしながら、それでも頑張ってきた世代。昨日もインスタライブで指導者の先生が


「私の師匠のように厳しく教えられない私はダメなのでしょうか?」


とお悩みが寄せられました。実際バレエの世界で生き残って成功出来たのは、厳しい指導者のおかげだったかも知れません。しかし今は時代が変わったことに氣付き、手放しの時ではないか?と思います。


本番前に怒鳴られながら、ビクビクしながら踊ることが、果たして子供たちの魂は喜ぶのだろうか?


それで舞台が成功したとしても、果たして子供たちの「本当の意味での成功」なのか?


もしかして、そのうわべだけの成功は指導者のエゴだったり、子供を仕立て上げることだけにフォーカスしているのではないか?


そのような湧き上がる疑問や感情を新月の今日、手放しました。


子供が子供らしくいられるために、指導者も「自分らしい指導」で良いのだと思います。


それに氣がつかせてくれた、天使のような子供たちに感謝です!


左右木健一