YGP日本予選真っ只中ですが、私はいま東京から仙台に戻るところです(そして翌日にまた東京、笑)


facebookでクラスなどは見れるので助かります。ルカ先生。今年も「ルカ節」が健在!


モナコが世界一(?)厳しいのは当たり前なのは、もうほとんどの先生方が知っているはずなのでクラス担当が「ルカ先生」とわかると、指導者の先生方はピリピリするはずです。呑気に構えていたら、生徒が恥をかくから。今年も順番を覚えていない子を容赦なく注意していましたね。集中していない、などは論外!みたいな空気。


「そんな厳しさ、当たり前」と思えなければYAGPはエントリーしないほうが良いと思います。バリエーションさえ踊れれば良い、と言うコンクールではないので、とにかく「レッスン」が全てなのは留学したらバリエーションなんてほとんど踊らないですし…


今年は指導者の先生はクラス見学出来ないみたいですね?


コロナ前が懐かしいです。



順番を覚えていない、と言うことは「迷い」が生じます。頭が整理出来ていないのに、無理矢理身体を動かしたら怪我をします。


「チャレンジすれば良いでしょう?」では済まされないです。ですから私は順番は最低でも二回、多いときは数回説明したあと、考える時間を与えています。


しかし、それはオープンクラスの話。海外のバレエ学校では順番は何回も説明しませんし、昨日みせたエクササイズを翌日覚えているのは当然だったり、一年前に何を習ったか?と抜き打ちで質問されたりすることも。


実際YAGPでルカ先生が「昨年あなたに注意したことを言ってみて」と生徒に聞いて、その子が「覚えてない」と言うと


「あなたには二度と教えません」


とバッサリぶった斬ったケースがありました。


そう…足の甲が綺麗でも、ターンアウトが出来ていても、順番や注意を覚えないと、スタート地点にも立てない。


順番をすぐに覚え、注意された事を忘れない。


バリエーションを一曲踊れる事よりも、はるかに大事なスキルです。


左右木健一