今日は朝からずっとコンテンポラリー審査でした。


マイアミに到着してから快晴!と言う日があまりなくて、しかしおかげで暑くないので日本から来て気温の激しい変化がなくて助かっています。



イサエフ先生が誕生日だったので審査員室でお祝いしたり(あ、この写真は4年前の香港)



参加者が載せていた私の「へーべのVa」を見て




この動画に映っている子たちのコンテンポラリーはクラシックと全く違って、圧巻でした!


クラス後に


「クラシックとは違うあなた達を見れるのを楽しみにしてるね」


とは言いましたが、私の期待を遥かに超えた素晴らしい出来でした。


まだ審査は全て終了していませんが、私やマレーシアのIvy先生、シンガポールのCheng先生の3人は早々とスカラシップ対象者を決めて、私もサインをして賞状を事務局に渡しました。


クラスをみて、ヴァリエーションをみて、コンテンポラリーをみたら、もう十分にわかります。


スカラシップがあるコンクールの場合、やはりクラスは一度は見たいわけで、今回は私はクラスも指導出来て良かったです。


なぜならヴァリエーションだけで実力を発揮出来なかった子も救済出来るからです。


今回もヴァリエーションは弱いけど、クラスのレッスン態度、キャッチするスピードが物凄く長けていた子が数人いたので、迷わず選びました。


もちろん舞台は大事ですし、舞台で実力を発揮出来ないのは良くないです。


しかしバレエ学校やバレエ団で公演がある場合、配役を決めるのはコンクールのヴァリエーションではなく、普段のレッスン態度や、新しい注意に対して順応に反応出来るか、積み重ねてきたことを忘れていないか、そして(ここが最も重要なのですが)人としてどうか?これが問われます。


なぜなら配役が決まってリハーサルが始まれば共同作業がはじまるので「舞台で踊る時間」よりも「スタジオにいる時間」のほうが長くなりますから、やはり一緒に創り上げていく過程に対して順応性がないダンサーは駄目ですし、そのためにも「日々のレッスン態度」は最重要になります。


今回選んだ基準も、どちらかと言うとレッスン態度が良かった子たちを選んだ割合が多かったです。


いまマイアミはもうすぐ朝になるところです。


最終日楽しみです!


左右木健一