インスタにもアップしましたが「人形の精」の音どりですが…




ロシア人の先生方から良く指摘される部分。

私も昔は悩みました。なぜなら後取りしている人たちが過半数でしたし、アジアのコンクールではほぼ100%後取り。

しかし一緒に審査していた先生から

「あれ、音の取り方違うよ」

と言われて、改めて納得しました。ましてはプロのダンサーたちが踊る動画は後取りしていませんし。

教えて下さる先生方は有難いですが、なかには

「間違ってる!だけど教えない」

みたいな意地悪な人もいます。

「あの人、何も知らないくせに」

とマウント取りたいのか、意地悪なのかわかりませんが、もし知識を知っているのだとしたら、共有することでバレエ界は良くなるのに…と思いますが…

49年間もバレエの世界にいるので、色々な人を沢山、沢山!見てきましたが、残念ながら意地悪な人はバレエ界には一定数います。

しかし、そうではない方もいます。そしてその方々は本当に懐が深いです!

ヴァルナ国際バレエコンクールでは私が一番若い審査員だったので、先生方が皆助けて下さり、なおかつ色々な事を教えて下さいました。


私がそのような先生方に助けて頂いたので、今度はそれをご縁のある方々と共有したいです。

「先生」とは「先を生きてきた人」かも知れませんが、だからと言って、得た知識を共有するわけでもなく、目下勉強中の人を馬鹿にする権利はないはず。それは意地悪以外の何者でも無い。

全てはバレエ以前の「人間性」の問題ではあると思いますが

「他人を蹴落として、のしあがる」
「悪口を言って、相手を潰す」

みたいな黒い世界から距離を置き、本当にバレエの発展を望むなら、仲良く情報を共有出来る時代に変化するといいですよね。

左右木健一