和本先生とのご縁があり、私もインタビューに答えました。ぜひご覧ください!
悠汰くんと絃ちゃんの特集だったのですが、子供達を静かに応援している素敵な番組作りになっていて私も非常に嬉しかったです!
このような前向きな素晴らしい番組がある反面
「〇〇さん受賞逃す」
「〇〇選手大会で負けた!」(バレエダンサーは選手じゃない!)
みたいなマスコミの報道やバラエティ番組。
負けたって…なんて酷い言い方なのでしょうか?
人々にひねくれた競争心を植え付けさせたり、事実とはまるで違う形でバレエがスポーツのように扱われるのと、ネガティブな番組は一切見たくないので、TVを消している日が1日、1週間、1ヵ月と続いたので、ついには我が家にはTVがなくなりました。
私がザルツブルクから帰ってきた1996年あたりからすでに日本のニュース番組はホラー映画みたいなBGMを使い、不安を煽る手法になっていて、BGMも無く、淡々と報道だけされるドイツやオーストリアのニュース番組に慣れていた私には不気味に感じましたし…
それが2000年代になり、益々酷くなり、東日本大震災の際は、ライフラインが完全に止まってTVも見れない私達仙台人よりも、TVを見ていた人のほうが精神を病む話も沢山聞いていましたので…
不安を煽る情報をわざわざ生活の一部分に入れて暮らす必要がない=TVは消す
と言う日が続いていたら、うちからTVが無くなりました。
とは言え、良質な番組もあるわけなので、見ていて前向きな気持ちになれるものはYouTubeなどでピックアップして見るようにしています。
そのような中、非常に良質な番組を制作しているローカルTV局の方々がいらっしゃる事は救いでしたし、私のインタビューも切り抜かれたわけではなく、ノーカットでした!
一番伝えたかったことは、こちらです。
コンクール賛否両論あります。物事には裏表があるのは仕方ないです。
しかし私が審査員を務めていなければ、彼らを指導する機会もなければ、正しい方向に導けるチャンスもないわけで、やはりコンクールは
「出会いの場」
「成長の場」
であり、それを整えてあげたり、もしくはまだそのような場に出向く準備が出来ていない子供の場合、コンクールエントリーに「NO」と言って子供たちを守る義務は、大人にあるわけです。
変な競争心を子供に植え付けさせるのも、大人です。夢や希望をひねくれた感情や人を蹴落とすことで綺麗なはずの魂が汚れていくのも大人からの影響。
子供が純粋に「バレエが好き!」と習っていたのに
「負けたから、バレエやめろ!」
とスタジオにいる子供の手を強引に引っぱり、子供が泣き叫んでも無理矢理辞めさせた親御さんの話は全国各地で聞きます。悲しくなります。
「負けた…」とは一体なんなのか?TVの情報しか知らない親御さんは、そうやってバレエを誤解しているわけです。
子供達をサポートするのではなく、大人の感情論で他人に「勝った」「負けた」と言う言葉は慎むべきだと思います。
今日は昨日とかわり、私がZOOMで勉強する日でしたが…
膝を無理矢理押し込めさせたり、反張膝を推奨して益々膝関節に乗っかることがいかに危険か、と言うことも
「膝が引っ込んでるほうが良い」
みたいな誤解が生じている悲劇ですし、それを食い止めるどころか、助長させているのは大人であって、子供ではないのです。
子供達をサポートする役目のある大人は、正しい情報を常に入手していく必要がある…
私もその責任を担う1人として、勉強していこうと思います。
左右木健一