現在オランダから帰国して、14日間の隔離生活をしている蒼士。
今日オランダ国立バレエ学校の学校公演、無観客の動画が配信されました!
中3の夏に年間留学がスタートして、3年でここまで成長してくれました!
こんな小さかった彼。しかしこの小さくて細い身体で地下鉄とバスを乗り継いで、具合が悪い日を除いて、彼はレッスンを全く休む事がなかったです。
「レッスンに行くのは当たり前」
「レッスンを休むという選択肢はない」
と言う考えを自ら身につけていました。
そして私をどんどん追い越していき…
追い越していき…
追い越していき…
追い越していき…
追い越していき…
ここまで成長して…そして更にまた成長しています!
バレエは努力するのが「当たり前」の世界です。
別に偉くもないし、特別でもないし、みんな努力しています。
「同じ事を毎日毎日繰り返していくから、バレエを習う子たちは偉いですね?」
と良く言われるのですが、実は同じ事ではないんですよね?
なぜか?
皆さん考えてみてください。10歳の子の身長と18歳の子の身長、同じですか?違いますよね。
同じバーレッスンを繰り返していても、日々変わる細胞、日々変わる価値観により、毎回毎回新しい発見、学びがあるのです。
そこに気が付けるような環境にいたかどうか?
ご家庭でもその価値観を指導していたか?
身近にいる仲間がそのような価値観のもとで暮らしているか?
ここで、人生が完全にわかれます。
何でも新しいものに飛びついて
「月曜日は英語、火曜日はプール、水曜日はピアノ、木曜日は…」
と習い事を数多く習っていても、結局受験で塾に行かなくてはいけなくてやめてしまう子供たちが
いますが、その塾だって合格したら辞めてしまうわけです。結局何も続かない子供の完成…
その悪循環を形成する環境は、子供が作るのではなく、残念ながら大人なのです。
ですから、結局
「大学も出たし、就職したけど、何も継続出来ていない自分が悔しい。バレエ一筋でやってきた人が羨ましい」
と嘆く大人の人たちが数多くいる話を聞くと、悲しくなります。
「同じ事を繰り返すのは、つまらない」
と言う考えのまま、何でもかんでも新しいものに飛びつくのではなく
「ひとつ、これ!と決めたことは、とにかく繰り返し練習して、日々成長することを喜びにかえる」
と言う価値観を義務教育でも教えて欲しいのですが、どうも日本の教育システムだと
「試験に合格したら、それで完結」
みたいになる話も聞きますから、それを阻止するのは、ご家庭の価値観にかかっているのではないでしょうか?
人生が「おわり」ではなく「続く」わけですから、継続するのは「当たり前」と考えていけば?
「夢が夢ではなくなる日」が来るのです。
日々顔を洗い、歯を磨き、手を洗い…が当たり前のように
何かを継続することこそ、本当の意味で「成功者」だと思います。
そしてその継続方法は?意外と簡単です。
出来ても、出来なくても、あまり深く考えずに(ここ、非常に重要!)とにかくやる。とにかく続ける、結果をすぐに求めずに!
それだけです!ぜひ試してみてくださいね。
左右木健一