もうどの誰もが「オリンピック」の「オ」の字を聞いただけで気分が悪くなる…


まさかこんな事になるとは、誰が予想していたでしょうか?


オリンピックと言えば、1988年ソウルオリンピックの時に、私は韓国で働いていました。


竹島由美子さんたちと韓国で働き始めて、随分慣れた頃にソウルオリンピックが開催されたので、チケットが入手出来た競技は、皆で観に行きました。




これは1987年ですから、私は18歳でした。その翌年がソウルオリンピック。


韓国のバレエ団時代の写真はたくさんあるのに、何故かオリンピックの写真が一枚もないんですよね。


そう言えば、こんなマークだったな?と昔の記憶を蘇らせていました。


写真を撮る気にもならなかった理由は、もともと私がスポーツ観戦にあまり興味がなかったからだと思います。観戦に行ったのも皆がチケット入手していたので観に行ったようなもので、実は体育館やプールなどのベンチシートにずっと座っていることは苦痛でした。

もちろんオリンピックで小谷実可子さんを生で見た感動はあったものの、それはたまたまソウル市内の会場で開催されていたから見に行きました、くらいのスタンスであり、そのお祭り騒ぎが私の人生を変えたわけではなかったです。

もちろんオリンピックが命よりも大事な人もいることと思います。

しかしオリンピックより普通の生活を維持するほうが大事な人もいるわけです。

そして現在、大半の人が

「オリンピックはどうでも良いから、とにかく普通に暮らしたい」

としか思っていないのではないでしょうか?

この状況…あまりにも不可思議なので、日常生活を取り戻した時に

「あれは…なんだったんだろう?どう考えても変だったね」

と、皆が笑い飛ばせるくらいの日が一刻も早く訪れてほしいです!

左右木健一