皆様、有吉京子さんの漫画「SWAN」はご存知ですか?



1976年の時点で、既にバレエ界の未来が予測出来ていたのではないか?と言うくらい、今読んでも納得の内容です!


特に「基礎ばかりでつまらない」と己の出来の悪さにも気づかず、ただ週2回程度のレッスンしか受けていなかった日本人に対して激怒するロシア人教師のシーン…



1976年から45年…未だに海外の先生方から指摘される事は少しは改善されたものの、残念ながら変わっていない部分もあります。


45年前にはほとんどなかった「大人バレエ」と言うジャンル、そして誰でも好きに現役ダンサーの指導するクラスを受けられる「オープンクラス」「カルチャーセンター」


「趣味なんだから、楽しければいい」


と、初めのうちはお気楽に習っていて、しかし数年経過して、本気でバレエに取り組もうとしても正しく学んでいなかった故の自己流が定着してしまい


「あなたの踊りはクセだらけです」


と言われてしまう辛い現実…悪循環です。


日本は「国立バレエ学校」は存在しません。


地方のバレエスタジオの先生たちが個人で頑張って指導してきて、そこから海外に羽ばたいた人たちが増えてきたので、一見日本のバレエ界の未来は明るく感じますが、実は「舞台でただ踊りたい人」「舞台だけ創りたい人」ばかりがどんどん増えていくだけで「バレエ教育」が後回しになっているのが事実です。


「人を感動させるために必要な基礎」を一から正しく指導をする機関は個人のスタジオに委ねられているので、国立バレエ学校のようにはいかないですし…


今日は


「いまからバレエを習いたい」と言う方や


「発表会があるのに、全然思うようには踊れない理由はなぜ!」と悩む方に、こちらの動画を観ていただきたいと思います。




「早くトウシューズで踊りたいのに、基礎ばかりで飽きた!」


「発表会は趣味バレエなんだから、別に基礎がなくてもいいでしょ」


と思われている方。


バーレッスンには問題を解決してくれる「答え」があるのが、お解り頂けましたか?


せっかく問題解決する近道があるのですから、バーレッスンを省くのはもったいない!


と、思っていただければ嬉しいです!


左右木健一