3年前に書いた「コンクール」シリーズを、マイベストプロにも掲載中です。
約3年前ですが、この3年のあいだにまさかこのような状況になるとは…
コロナの期間中、何もかもが変わっていき…
もう昔とは状況が違い、新たな生活を求められていますし、それを「昔はこうしていたから」とは行かなくなっています。
特に海外のバレエ学校はそうです。スカラシップを海外の子供たちに進呈する余裕のある学校は少なくなりました。
私が現在バーチャル指導を務めるキーロフアカデミーはまだ校長のMr.Duの素晴らしい新体制により、コロナ期間中とは言え、精力的に活動出来ていますが、Mr.Duが就任する前のアカデミーの運営状況とはまるで違います。
私は今までキーロフアカデミーのスカラシップや入学許可を進呈してきましたが、このような状況になりましたし、校長と常に連絡を取りながら
「今のキーロフアカデミーに相応しい子は誰で、その子はどのようなコンクールに参加していたのか?」
をしっかりと校長と確認した上で、厳選して選ぶようにはしています。
このような環境で日本の子供たちに学んでもらいたい気持ちは山ほどありますが…
もし海外に今、どうしても留学したいと望まれる方は、言葉の壁、文化の壁を乗り越える以上に、日本よりもマスクや行動制限が厳しい国の方が多い事も覚悟してから日本を離れたほうが良いと思います。
海外のバレエ団で踊っていた日本人が続々と帰国して日本のバレエ団に移籍している、と言うのも昔なら考えられない状況ですから
「海外留学をした方がいい」とは無責任には言えません。それ相当の覚悟が必要だからです。