昨日インスタのフォロワーさんが、たまたまピーター・アペール先生のワークショップを受けていて、写真を送って下さいました!


この写真、プリントが見当たらず紛失したことを諦めていたのですが、手元に入りました。ありがとうございます!



この中に先日お話したCCJの中村恩恵さんや岩田守弘さん、岩田唯起子さんなどがいます!私もいますので、探してみてくださいね。


この頃から海外に目が向き始めました。それまで


「日本は、何か違う…」


と言う違和感があったのです。


発表会や公演にゲスト出演する男性陣の楽屋にいるのが苦痛で、着替える時間以外は廊下にいました。


理由は、その人たちがタバコを吸ってるか、寝てるか、漫画を読んでいるか、文句を言ってるか…ギリギリまでダラダラしていて、発表会ダンサー特有の「アダージョ、コーダだけこなす」ふんぞりかえった威圧感ばかりで、自分の身体をケアしていない人たちばかり。酒を水代わりにしていて、リハーサル中から呂律がまわない人もいましたし…


その空間にいるだけで具合が悪くなりました。私よりも20歳以上歳が離れていた当時の男性ダンサーはだいたいそんな人たちばかりでした。


そして韓国に行き、ABTのダンサーたち(ケビン・マッケンジーもいました)がひたすら自己鍛錬をしている姿をみて


「やはり、違う!日本を離れたい!」


と思いました。


ピーター・アペール先生の講習会、パリ・オペラ座バレエ学校公演、そしてTVで観たABT。


このキッカケがなければ、今の私はいません。バレエが好き、とか嫌い、とかの趣味趣向の話ではなく、真剣にバレエと向き合うことは「当然の義務」と海外の先生方から教わったことが、プラスでした。


去年の今頃、このようなライブ配信をしました。



色々な人生の転機が私のなかにありましたが、常に変化があるときは


「こんな事をしていて…良いのだろうか?」

「右向け右…で良いのだろうか?」

「ことなかれ主義…で良いだろうか?」


と疑問に思って方向転換する時でした。


「52歳なんて、まだまだ若いわよ」


と沢山の先輩方に言われましたが、それでも10代、20代のような思い切った決断を安易に出来る年齢ではないです。


保守的になり、自分を守りたいが故に若い方たちの意見を取り入れなくなる頑固な年齢に近づいてきたことに、危機感を感じます。


年齢を重ねていたとしても、ピーター・アペール先生の講習会のような刺激が必要であり、そのためにも意識的に私よりも若い世代の方々と交流していこう、と思います。


左右木健一