コンクールのマナー

今回は「メイク」についてお話しています。



✴︎サイトから引用させて頂きました。

コンクールの最終日、入賞者の発表があり、喜びに溢れ返る中国と韓国の女性ダンサーたちのそばにアナニアシヴィリが近寄ってくる。

そして自分の目の周りに手をやりながら

「目の周りにアイシャドウーなどをつけ過ぎないようにね。あなたたちは厚化粧しなくても美しいのだから」

と繰り返している。それはバレエという「身体言語」を教える経験のある教師だからこそできる、ストレートなアドヴァイスだった。

いかがでしょうか?

動画でお話したブルーのアイシャドウですが

「絶対悪い」わけではないです。

しかし、特に一重の子がブルーアイシャドウを塗り、アイホールなどで凹凸をつけないと、逆に腫れぼったいボヤけた目になったりします。

役柄、衣裳によって、メイクは変えるのは当たり前で、しかもコンクールは地明かりが多いので、あまり濃いメイク、白すぎる肌は、むしろ不自然に見えたりします。

海外の先生方たちからすると、役柄や衣裳によっては、ブルーアイシャドウがとても不自然に見える、と言う話を審査員室でよく聞きます。

確かに昔の日本の発表会メイクは一律ブルーアイシャドウでしたね。男女も衣裳も役柄も関係なく、一律ブルー。

しかし今はナチュラルメイクが主流なのと、あまりにもアイシャドウの色を強調すると「ちょっと古い…」と思われたりするみたいです。時代の流れですね。

もちろん役柄によってはブルーは必要なときもありますが、地明かりのコンクールでは色の強調よりも、凹凸をつけてあげるようなメイクのほうが、むしろ綺麗に見えたりします。

私は男性なので、女性のメイクは知識不足ですが、少なくとも男性はブルーアイシャドウは使いません。海外で踊っていた頃も、男性陣は誰もブルーは使っていなかったです。女性の先生方は覚えておくと良いかも知れません。


それぞれの価値観やセンスもあるとは思いますが、コンクールのメイクの意味は「別人になる」のではなく、その子が1番綺麗に見えることが最終目標だと思います。

左右木健一