昨日のブログでは「衣裳」について書きました。
実は私には衣裳のトラウマがあります。

これを見てください。8歳の時の発表会。

「白雪姫」の青い鳥。屈辱的な衣裳(笑)

レオタードにどこからか持ってきたのかわからないような羽がくっついていて…昭和50年代なら許されるかも知れませんが、今こんな衣裳は絶対に許されせんから。


しかもこれ、渡されたときに、レオタードにフリルが付いていたのです。

その時の衣裳の方(バレエ用品店の方でした)に

「あ、あなた女の子だと思っていたわ(笑)そのフリル、取れば別にいいじゃない」

と言われ…

フリルを取ったはいいですが、タイツの上からレオタードなんて、男の子はまず有り得ませんし、この組み合わせならレオタードの上にタイツです(しかし、色が違うから、すでにこの組み合わせは無いです!)

しかしこの時は衣裳の方にも、バレエの先生からも

「タイツの上からレオタード」

と言われました…情報のない昭和時代とは言え、男の子の衣裳にいかに無頓着なバレエ用品店や指導者だったか、よくわかる悪い一例です。

時代は令和ですから、ここまで酷いことはないですが、女性の先生方に是非お願いしたい事があります。

「男の子の衣裳でわからないことがあったら、必ず男性に聞いてください」

と言うことです。

私も男性ですから、女性の衣裳の事はわからないので、必ず女性の先生方に聞きます。

全国的に、カルチャーセンターやサークル活動みたいなお教室から移籍してきた男の子たちのレッスンの格好、バレエシューズの選び方、メイクなど、バレエを習っていたら当然知っておくべき知識を全く教わっていないどころか、間違っていることが多いらしく、移籍先の先生方から

「本当に…困りました。どこから直してあげたら良いのやら…」

と言う話を聞いたりします。

恥ずかしい思いをするのは子供たちです。親御さんはバレエの知識が無いに等しいのですから、レッスン着や衣裳のアドバイスは100%指導者の責任です。

指導者の先生方には、ただでさえ男の子がバレエを習うことは勇気が要るということを理解していただき、カッコよく見せてあげることを第一に考えてあげて欲しいです。

昔と違ってレッスン着もダサくないですし。

私のプロデュースレオタードSINAR ですが

お楽しみに!

左右木健一