オンライン・バレエ講座が始まったばかりの
3月1日にアップした動画です。
そしてこの動画が
「ワガノワメソッドと違う」
という忠告を日本人でワガノワ指導者を名乗る方から多数連絡がありました。
但し書きにも書いてありますが
✴︎この動画はバレエ初心者向けや、上級者や指導者に向けての正しいメソッドを指導する教材ではございません。あくまで左右木健一のレッスンを一度は受けたことのある方の復習動画ですので予めご了承ください。
✳︎ワガノワメソッドとは違う部分がございます。これは「週1回の生徒や、大人バレリーナさんなど、ターンアウトや骨盤のプレースメント、軸足のねじれに若干の不安を抱える方達」のために、ワガノワバレエ学校の生徒たちと違う部分がございますので、ご理解ください。本来のワガノワメソッドのレベランスでは足が第1ポジションの場合はアンファスで、斜めには向きません。
私は「ワガノワ指導者」ではありませんし、今後も「ワガノワメソッドで指導」とは一切言えません。
なぜならロシアで活躍している方から散々聞いていたのですが
「ワガノワメソッドで指導しています、とは軽々しく言ってはいけない」
と厳しく言われているそうです。
実はその昔、私はワガノワメソッドが嫌いでした。
理由は明確。ワガノワメソッドオンリーで指導するロシア人教師で、ロシアから一歩も出たことのない教師たちは
「脚が開かないのに、どうしてバレエ習うの?辞めればいいのに」
と言う指導者が大半だったから。選ばれた子供たちしか指導しない教師にしてみたら、脚が開かない子を教える必要はないから、ですよね。
今でこそワールドワイドになり、ロシア人の先生たちでもオープンマインドの先生たちが増えました。
キーロフアカデミーの現在の指導者たちがそうです。アメリカと言う国ですから、世界中の生徒がロシアで選ばれた子のようではない、と言うのを良く理解しているからです。
ワガノワメソッドに耐えうる身体を持たない子供たちは見捨てられる…これは酷なことです。
とは言え、ワガノワメソッドの素晴らしさはあるので、そこを伝えられたらとは思うのですが、私は口が裂けても
「ワガノワメソッドで指導しています」
とは言えませんし、今後も言うつもりはないです。
以下のレベランスのやり方(上記の動画とは違います)は、私は週1回の子供たちには指導出来ません。膝関節をねじる危険性がありますから。
と、言うわけで3月1日からスタートしたオンライン・バレエ講座を振り返ってみると…
既に1ヶ月半が経ったのだな、と。
インスタライブもかなり配信していますし…
今日は黎水那とライブやりました!明日の14時前までは保存されていると思います。もし良かった見て下さいね。
もの凄く良い天気なのに、ソーシャルディスタンス。買い物以外は決して人と接さないようにする日々。
ZOOMのレッスンも、世界中が別に当たり前のように実施していますし。
オンラインの環境が整えば整うほど
「え、在宅で出来ること…こんなにあるんだ」
と人々が発見しているはず。
会議だけなら、無駄な会議のために満員電車に乗る必要もなく、窮屈な飛行機に長時間乗り、時差ボケで会議出席する必要もないですし。
「頑張ることが当然」
「休むなんて言語道断」
という社会が、まるで強制終了された感があります。
コロナが終息したら、また昔のように人々が出歩くようになるとはおもいますが…
少なくとも
「働き方、学び方」
の意識は、たぶん世界中で変化していると思います。
このような状況にも関わらず、うちのスタジオ、今月に入り、新入生が続々と入会してくれています。
ZOOMでのオンライン指導しか出来ないにも関わらず、うちのスタジオの理念を信じて下さり、入会していただけた事は本当に嬉しいです。
入会をご検討の方は、ぜひオンライン・バレエ講座をご覧ください。
その動画で説明していることが、うちのスタジオの全てです。
明日も動画更新予定ですが…
意外とZOOMでのオンライン指導の準備もあり、普段と同じかそれ以上の準備に追われています!
では皆様、またオンラインでお会いしましょう!
左右木健一