坪田バレエスクールでのワークショップ2日目。
坪田律子先生。思わず
「お母ちゃん!」と抱きつきました(笑)
私の指導法が180度変わり、今回福井にお邪魔しました。
1クラス目。子供たちは文化祭で踊ってすぐにスタジオに戻った子もいたそうで!
可愛らしい子供たちでした!
「バレリーナ芸人の松浦景子です!」
しかしレッスンが終わると、更衣室で笑い声が沢山聞こえる。
そんなメリハリのある坪田バレエ。
礼節を重んじていた昭和の良い部分だけはキチンと残しつつ、今の時代に合った考え方も取り入れる…
近年、子供を指導する難しさが問題視されています。
ちょっと注意しただけでも
「叱られた」(叱ってないし!)と過敏になったり
それで注意しないと
「無視された」(問題ないから注意しないだけ!)と過敏にとらえ
褒めると
「うわべだけ」(本当に上手だから褒めただけ!)とひねくれたり
子供たちの言葉の理解力が著しく低下しているのは事実です。
そしてそれを大人も過敏に捉えてしまい、構えて、当たらず障らずの指導しかできない…
見て見ぬふりして「事なかれ主義」で、臭いものに蓋をするような教育。
その結果…どのような事になっているか?
こんな世の中になってしまった事には、様々な原因があると思いますが
少なくとも、根底に「愛情」があり「嘘」がなければ、解決するはずなんです。
その「愛情不足」が蔓延しているなか、福井の坪田バレエには先生たちが子供たちに対して100%の愛情を注ぎ、どのような子供たちにも
「良いものは良い」
「悪いものは悪い」
を徹底指導している…
日本のバレエ教育で、失われてしまったものが、福井には存在していて、私も嬉しかったです!
子供を軌道修正出来るのは、大人しかいない。
その軌道修正を「見て見ぬふり」をするようなことは、少なくともバレエの世界では決して容認してはいけない。
なぜなら「軌道修正」が早いほうが、将来苦しまないですから!
福井で学ばせていただきました。
律子先生、陽子先生、諸先生方。
ありがとうございました!
左右木健一