先日の勉強会に参加して下さった方が、ブログを書いて下さいました。ありがとうございます!
バレエの知識共有だけではなく、今の子供たちが置かれている環境についても話し合いました。
よく今時の子は
「指示待ち人間」
「無反応」
と言われますが、その原因を作っているのは大人ではないか、ということは最近知られてきています。
「質問しない」
「返事しない」
「挨拶しない」
なぜ、そうなるか?
学校では質問したり、返事したり、挨拶をしたりしたら、そのクラス内でいじめられるケースがあるそうです。にわかに信じがたいですが、全国でたくさん話を聞きます。
「質問する」というポジティブな行動にも関わらず、それが
「ひとりだけ目立とうとして、生意気だ」
となるんだそうです。そしてそれがイジメに繋がる。
しかし、それは大人社会そのものだったりしませんか?
会議とかで
「何か良い案は?」
「若い方の意見が聞きたい」
と言われて発言したものの
「若いくせに生意気だ!」
となり、発言した人が老害にイジメられるケース。ありますよね?
それを見ていたターゲットにならなかった人たちは、自分たちがターゲットにならないように口を閉ざしてイエスマンにならざるを得ない。酷いときはそのイジメに加担する。自分が出世するために。
大人がそうだから、子供だってそうします。
「余計な事、いっちゃダメ」
「目立とうとしたらダメ」
「指示されるまで、何もしちゃダメ」
と教育されて、毎日そんな環境にいたら、指示待ち人間になるに決まっています。
私は子供の頃、とても風変わりで、扱いづらくて、いわゆる「困った子」の部類でした。
おかしい!と思ったことがあれば、それがたとえ目上の人だろうがなんだろうが
「それ、違うと思います」
と言ってしまうタイプ。ですから学校の先生から嫌われるのは当然。学校の先生が皆の前で私を馬鹿にしますから、もちろん学校内ではイジメのターゲット。
しかし海外に一歩出たら、違う世界が私を待っていました。
おかしいことを「おかしい!」と拒否できる。
わからなかったら「わかりません!」と質問できる。
なんて自由なんだ!と感動しました。
バレエは日本で生まれたものではないです。
ですから日本の(悪しき)習慣が、もしかしたらバレエの上達を妨げているかも知れません。
ターンアウトは見た目の身体だけではなく「心から開く」べきではないでしょうか?
次回の勉強会は大阪です。
私は今日も仙台です。いまからオープンクラス指導です!
皆様、今日もステキな1日を!
左右木健一