これはあまりにも酷いので、こちらのブログにすら載せたくないのですが…
インスタグラムでは世界中のバレエダンサーたちが、この品性下劣なコメンテーターの発言に対する謝罪を求めています。
「男がバレエを習うなんて…」みたいな風潮。
未だにあることが、信じられません。
皆様はルイ14世の存在や、昔は男性しかバレエを踊れなかった時代(その逆も)をご存知ですか?
その時代背景も知らず、ロイヤルファミリーの、しかもまだ幼い少年の習い事を馬鹿にする…
確かに私も
「バレエなんて、世の中の役に立たない」
とか言われたこと、ありますし
「バレエなんて、何が良いんだか、理解出来ない」
と言われたこともあります。
もちろん興味がなければそうなります。
しかし、バレエで救われる人もいれば、バレエを観て人生が変わる人がいるのも事実です。
その事実を知らないだけでなく、ルイ14世をはじめとする男性舞踊家の存在すらも勉強したこともないであろう、この無知で無能なコメンテーターの失言は、世界中の人々の怒りを買っています。
こんな動画、気持ちが悪いからシェアすらしたくなかったのですが
少なくとも
「男がバレエを習うなんて」
みたいな事を幼少期から言われてきて、既にそれを克服してきた私みたいな50歳ならともかく、バレエを習いたくても、こんな無知で無能で知性のかけらもない品性下劣な女性(そしてそんな女性のコメントを平気で流すテレビ局)のせいで、才能ある少年たちがバレエの道を歩めなくなったとしたら…
これほど恐ろしいことはありません。
人が大事にしているものをぶち壊し、あることないこと噂を広めて、人を小馬鹿にしていく人種…
この世の中には、このような「悪魔」が存在します。
少なくとも、私に限らず、世界中のバレエダンサーたちが、この一件で気付いたはずです。
美しいものを創り上げる人間を、引きずり降ろそうとする、人間の顔をした悪魔の存在を…
「類は友を呼ぶ」法則の如く、これからはそれが益々顕著になるでしょう。
世の中が二極化しています。
どちらを選ぶかは…自分次第だと思います。
左右木健一