今でこそ、仙台を留守にする日が多いのですが、仙台に拠点を移した2000年から10年近くは、どこにも出張するわけでもなく、ひたすら毎日毎日仙台で指導しておりました。

もちろんその時期に作品は沢山振付しましたし、生徒も育ちましたが、自分のなかで

「何かが違う」

というモヤモヤした気持ちがずっとありました。

他の国内の先生たちとの情報交換、他県の生徒たちを指導することは、ほぼありませんでしたし、指導をするのは毎日自分のスタジオ、毎日同じ生徒たち。

いわゆる「井の中の蛙」

危険です。本当に危険!

鎖国と同じようなものです。もしあのままずっと仙台に引きこもっていたら数年後には「老害」になっていたはずです。

そんな私が、ここ数年で出張が増えて、仙台にいる日が限られるようになったこと自体が「パラダイムシフト」だと思っています!

これは昨日の仙台の様子です。私が久しぶりに指導をしたのですが…


私が仙台にずっと毎日いたら、このようなレッスン内容には変化していなかったと思います。

昔のうちのスタジオを知る方が見たら

「別のスタジオのよう!」

と思うでしょう。そして、それは現在進行形です。この「パラダイムシフト」は始まったばかりです。

このレベルにまで到達するまで諦めずに頑張ってきた生徒たちに拍手を送りたいです。

今日から金沢に出張後、シンガポールのMasterpiece International Ballet Competition の審査員を務めるため、また出張が続きますが…


課題は彼女たちにあげたので、頑張ってくれることと思います!


左右木健一