今日はシミュレーションバレエコンペティションのコメンテーターを務めました!
いつもの審査員の先生方。同窓会気分でした。
今日はレクチャー指導を大岩先生、佐藤先生と担当したのですが、私が先生方から学ぶことが非常に多かったです。
私は例のごとく「コンクールご法度あれこれ」を語りました。
今日も袖から指導者が見えてしまい、しかも審査員席にまで聞こえるくらい、注意している声が聞こえました。
私も付き添いをしたことがありますから、理解出来ますが、指導者が袖から見えてしまうのは、完全な舞台マナー違反。気をつけなくてはいけません。
あと
「なぜ舞台で失敗するのか?」
バーを出していただいて、佐藤先生に見本を見せていただきました。ずっと話をしているバーの持ち方レクチャーも指導しました。
全ての原因は
「骨盤を考えずに踊っている」
「バーの持ち方から間違っている」
「合ってるか間違っているか、の確信が持てないから、バランスもとれない」
失敗するに決まっているわけです。
ガムシャラに身体を動かしても、ジャンプさせても、ピケを回らせても…無意味です。
コンクールに初めて参加するような子は、だいたいお客様にアピールしようと、アゴが上がり、そのせいで頸椎が定まらないから目線が定まらず、胸を張りすぎて胸骨と仙骨の関係性がなくなり、骨盤は傾き、ターンアウトも出来ず…
まさに「負のスパイラル」
私はこれを阻止したいんです。
だって「押したら開くドア」を引いてても、ドアは開きませんから!
断言できます。
真っ直ぐ立てなければヴァリエーションを踊れません!
普段のレッスンを見直す機会が「コンクール」であり、そこから「基礎を見直す」のもアリではないでしょうか?
そんな機会が、このような順位がつかない「シミュレーション」のコンペティションの良さだと思います。
先生方、スタッフの皆様方、お疲れさまでした。
明日はアテールバレエスタジオ。定員一杯だそうです!
左右木健一