くみ先生からYAGPニューヨークの報告が続々と、しかも嬉しいお知らせ満載!

聖彩、スカラーシップ受賞 おめでとう!


リンカーンセンターの前に、また一人生徒がやってくることが出来ました。これで13年連続、YAGPニューヨークファイナルに参加出来ました。

13年と言えば…


とてもプライベートな話になってしまうのですが…

昨日、13年間乗り続けていた愛車を手放すことになりました。

私はクルマにさほど興味があるわけではなく(いわゆる走れれば良い!と思っているタイプ)

このエスティマハイブリッドも

「家族で乗れる」
「生徒たちも乗せれる」
「本番後に衣裳や頂いたお花を積める」

こんな理由で乗っていました。車を買い替えることすら考えなかった13年間。

そうなんです。新車に対する欲が、ほとんどないんです。ですから

「メンテナンスすれば別に何の支障もないし」

と、13年も同じ車に乗り続けていました。そして見事に持ちこたえてくれました。

しかし…146209 km...さすがに寿命です。


手放すときが来ました…

13年間の思い出を手放す。楽しい思い出が蘇る一方で、辛い思い出も蘇りました。

震災時、ガソリンが満タンではなかったために、先の見えない恐怖を車中で感じていました。

ガソリンスタンドに長座の列。順番を待つ人たちが喧嘩をはじめ…

「震災の怖さ」より「人の怖さ」を感じた2011年。

そしてあらゆる状況が震災後に変わりました。

手放さなくてはいけない事が沢山ありました。

しかし、不思議なもので、手放すと新しい展開が得られる、という経験もしました。

ですから13年間、愛着のある車でしたが、寿命もあったのでお別れしました。

昨日は新車とご対面したのですが

「え?こんな便利な機能?」
「え?こんなに運転しやすい?」
「え?こんなに快適?」

と、ビックリしています。

クルマ好きでしょっちゅう買い替えている方にしてみたら

「何言ってるの?」

と笑われそうですが。はい、とにかく欲がなかったので、13年間!浦島太郎状態。

改めて

「古い…でも愛着が…」

というのが、非生産的な感情なのだ、と改めて気付きました。

歴史も思い出も大事。

しかし、場合によってはそれが進展を妨げることになり、新しく効率よいものを生み出せないとしたら?

「思い切って、愛着心を断ち切り、手放す」

ことは、必要なのだ、と思いました。

そして、手放さないと

「得られない」

1日1日、知らず知らずのうちに蓄積されてしまう澱んだ考えをリセットするように

そして新しいアイデアが入る「スペース」をあけるように…

「得る」ための「手放すプロセス」

大事にしたいと思います!

左右木健一