先日お話した「英語」について。
ショッキングな話がいくつかあります。かなり深刻な問題です…
今日は一つ目を話しますね。
日本という国は、時々びっくりする不愉快なニュースをTVで流したりします。しかしたまたま海外のホテルで日本のチャンネルがあり、TVを見て衝撃を受けました。
小学校英語必須化が決まった、というニュース。
教員たちが
「え〜〜っと…英語、苦手なんですよね〜」
と、ヘラヘラ笑いながらインタビューに答えている映像が流れました…
「え?」
と、目と耳を疑いました!本気でそう思っているのか?それともバラエティ番組の悪い冗談なのか?
もし本当にそう思って、インタビューに真面目に答えていた場合…
日本という国は「英語苦手なんですよね〜」という教員が勤める学校に、国が決めた法律に基づいて子供たちは通わなくてはいけない「義務」を強いてるんですよね?
ダンス必須化になった時も
「ダンス、よくわかりません」
みたいな教員が生徒にダンスを教えていたり、柔道が苦手な教員が柔道を教えている現場が、あまりにも危険すぎる、という話も聞きました。
バレエをよく知らなくて、プロのバレエ団で踊った経験すらない人が
「私はバレエ苦手なんですけどね」
と言って、youtubeを見ながらサークルやスポーツクラブでバレエを指導してしまうレベルと同じです。
「趣味バレエ」なら、別にそれは個人の自由ですから、指導者がアマチュアで指導が間違っている、と判断したら、そのスタジオを一刻も離れれば済む話ですが、義務教育の場合、離れるわけにもいかず、教師も選べない…
アマチュア感覚の指導が、義務教育でまかり通る現状。恐ろしい話は(長くなるので、次回書きます)全国でたくさん聞いています。
最近、不登校の子供たちが急速に増えている原因もなんとなくわかります。親も安心して子供たちを学校に送り込めないですよね、このような状況でしたら…
インターナショナルスクールでは、Grade 1(9月スタートですので、実質まだ幼稚園年長)の時にはフォニックスは終了しています。
ですから教員たちの発言が悪い、悪い。日本語訛りの変な英語、しかも卓上での英語だから実践で使えるわけがない。
なぜフォニックスが採用されずに、よくわからない発音記号ばかりをノートに書いていたのか、今では謎ですが…
「使えない英語」ばかりで教育を受けてきた世代が教師になれば…そりゃあ
「え〜〜っと…英語、苦手なんですよね〜」
という(信じられないような!)言葉も出るのでしょう…
とにかく、日本人の英語力。
アジアのなかでも格段に低く、バカにされているのは事実です。2020年、どうするのでしょうか?
衝撃的な話は、次回に続きます…
左右木健一