韓国、香港にいた頃は日本人がバレエ団にいたり、駐在員の日本人がたくさんいたので日本語を喋る機会は沢山あったのですが、ザルツブルクに住んでいた時は日本語ゼロの日々が続きました。
当たり前ですが、ドイツ語でした。しかし、そのドイツ語がどうにもこうにも覚えられない。
バレエ団内は英語だったので、バレエでは問題なかったです。一緒に踊ったロバートはオーストリア人でドイツ語でしたが、バレエ団内ではかなり英語が堪能だったので、コミュニケーションは問題なしでした。
翻訳アプリのない時代。かなりめげましたが、どうにか切り抜けることができました。
どうやって会話したのだろうか?
たぶん、日本語で
「わたし、暖房、こわれた、どうする、きて」
みたいなドイツ語だったと思います(笑)
海外行けばどうにかなる、というのは観光での話。
学ぶ、働く、となれば、また違います。
日本を発つ前に、いろんなシチュエーションをシミュレーションして、準備をしておくと良いと思います。
自分が留学(就職)する国の言葉で
「股関節、膝関節に違和感がある」
「ふくらはぎが攣った」
「右耳が聞こえづらい」
「ばい菌が入ったみたいで腫れてる」
などなど、自分の身体の異変だけは絶対に喋れるようにしたほうが、後々困りませんから。
Part 8 に続く。
左右木健一