そして翌日の朝は卒業式でした。
キーロフ卒業生でもあり、ユニバーサルバレエのプリンシパルでもあるヘミンさんとジェオンさん。私の古巣のバレエ団のトップが、わざわざワシントンまで来て踊りに来てくれて…
しかも「沈清」のムーンライトパドドゥ(マクミランのパドドゥ並みに難しいリフトの連続!)「眠れる森の美女」グランパドドゥ、2作品3夜連続、完璧に踊り抜き、そのプロ精神はしっかりと生徒たちに伝わったはずです!
学校公演だから、と手を抜くわけではなく、入念にアップして、毎晩きちんと踊りこなす姿は素晴らしかったです!
ユニバーサルバレエの芸術監督でもあり、キーロフ副校長のブライアンから
「ジョフリーシカゴに行く前に、ユニバーサルバレエ、1ヶ月来ないか?」
と誘われました!本当に有難いお話!私が踊っていた頃と違い、そんなに簡単に入団出来るようなレベルではなく、スーパーモデルみたいな韓流スター並みの容姿の団員たちがひしめくバレエ団での研修。本当に感謝です。
私も新国立劇場のこけら落としで全く同じ猫を踊っていたので、懐かしかったです!
Sunu君をはじめ、仙和芸術学校からは、とにかく優秀な人材が続々輩出されます。その仙和とキーロフが昨年から本格的に提携を結びました。
ソウルとワシントン…ですが、バレエに関しては徹底的にワガノワなので、まるでロシアの学校のような教育。本当にみっちりしごかれました!
親として、子供が留学したらどうすべきか、を私自身が学んだ4年間でもありました。
私が出来ることは、そんな経験談をこれから留学させようとしている親御さんたちに伝えることだと思っています。
これからキーロフのサマーに留学される方にも、ぜひアドバイスが出来れば幸いです!
最後になりましたが、空港での1ショット…
食生活もですが、留学するために必要なこと、それは
「自己管理」「コミュニケーション能力」
それさえあれば、あとはどうにかなります!
バレエのレベルは問題ないです。全てはこの二つ。
うちの生徒たちにも伝えていこうと思います!
左右木健一