本日は非常に嬉しい再会を綴ります。
お二人ほどいらっしゃいます。まずはお一人目の方を。
まず昨日の出張最終日。
私が20代の頃、一緒に踊っていた児玉麗奈ちゃんと!実は去年に再会していましたが、麗奈ちゃんのほうから
「ランチしない?」
となり
「もちろ〜〜ん!」
と。ちょっとしたビックリな提案を麗奈ちゃんから聞きました!今は言えません!
そんな麗奈ちゃんも受けてくれたチャコット勝どきスタジオのワークショップ。
砂溜俊くんのピアノも鋭い麗奈ちゃんはいち早くキャッチしました。彼もバレエの世界からバレエピアニストとして方向転換した人。
そんな彼のピアノでみんな楽しく踊ってもらいました!またぜひいらしてくださいね!
「ん?なにしよう?」
実は彼女とは新国立劇場のこけら落としの「眠れる森の美女」の猫で共演していた仲!
しかし見事にバレエ界に戻ってきた!それだけでも嬉しい!
彼女は色々な意味で私にとても似ています。私も2000年に一旦退きました。理由は彼女とは違いますが、根っこの部分は同じ原因だったと思います。
麗奈ちゃんも私も(たぶん普通の人からみたらビックリするくらい)色んなシチュエーションが読めたり、感じたりするチカラが人よりも強いんです。それを周りからは
「繊細すぎる」
と言われるのですが(笑)私も麗奈ちゃんも鈍感でいられたらもっと気を楽に持てたのでしょうが、生まれ持った気質をなかなか改善は出来ない。むしろバレエが好きであればあるほど、その能力はどんどん強くなる…
ですから私は舞台から退き、麗奈ちゃんもバレエ界から離れました。
しかし2人とも戻ってきました。違う形で!
私は退いていた12年間が修行の時だったと思っています。踊れたはずの30代を踊らずして教師という裏方に徹することで、もっとバレエの世界を客観視できる様になりましたし、コンクール審査員を務められるのも、この12年間で培ってきた知識や人脈があるからこそ。現役を続けながら指導していたら、いまのようには指導出来ません。バレエダンサーでいることと、バレエ教師に徹することは、同じバレエでも全く違うからです。
麗奈ちゃんにしても、バレエ界の人が絶対に出来ないような方向転換をしていました。ここでは語れませんが、とにかく私は尊敬します!
そんな彼女がこれから再稼動します!
麗奈ちゃん、これからもよろしくね!
左右木健一