今年で17年目を迎えるオールジャパンバレエユニオン。
生徒たちを仙台から川口に連れて行き、毎年参加させていたこのコンクール。
付き添い教師だった私が審査員のオファーを頂戴したのが5年前。私も毎年指導して生徒たちを引率していた経験があるので、このコンクールの良さがわかる…ですから審査するときも、毎回舞台裏を想像するんです。
今回は例年以上に、私が指導した子供たちが多数エントリーしていたので、祈るような気持ちで審査員席から拝見しておりました。
こちらのコンクールも、他のコンクール同様、指導した出場者を指導した場合、審査員は採点してはいけないルールなんです。そのようなルールがないコンクールもありますが、最近では公平性、透明性を第一に考えたコンクール運営が主流となっていて、オールジャパンさんは以前からずっとそのスタンスを貫いております。
そんななか、私が指導した生徒さんたちが、他の審査員の先生方にも高く評価されました!
ジュニアA部門 第3位の詩依ちゃん
おめでとう!鎗田先生のご指導の賜物です。
ぜひお試し下さいね!シャンプーは男性にもいいですよ。
シャンプー、と言えば…
翌日はオフだったのでカット&パーマに。
T女史にお願いしました!かなりの売れっ子フリーヘアスタイリストさんなので、お名前伏せます(笑)彼女が忙しくなって、私の予約が取れなきゃ困る!
審査員席はこんな感じです。さて、私はどこでしょうか?
毎日違うメンバーの審査員ではありますが、長年同じメンバーの審査員の先生方なので、コンクールの質が変わりません。これは凄く大事なことなのです。審査員が大幅に変わると結果もガラッと変わりますので。この点オールジャパンさんは17年間ずっと同じ先生方で、私のような新しい審査員も、すでに退かれた先生方を継承するようなメンバーが選ばれています。
第1位は耀ちゃん!
指導者賞は浅田先生 副先生 ご夫妻。
おめでとうございます!
鎗田先生、おめでとうございます!
そして今回、オールジャパンさんで初めて総評を述べさせていただきました。
とにかく、バレエを楽しむためのコンクールであり、苦しむためのコンクールではない、と思っています。
苦しむのは自分自身の弱さを克服するための日々の練習であり、舞台の上ではその克服した自信を披露する場所なんです。ですから、いずれにしても苦しい通過点はもちろん通ります。稽古場で楽をした子は舞台で苦しみ、そうでない子は舞台を楽しめるはず!
結果が良かった子は、その日は大いに喜んだら明日には結果を忘れる。
結果が悪かった子は、その日の結果は忘れ、しかしなぜ結果に結びつけなかったか、という現実からは決して逃避しない。
これが大事。
コンクールだけが全てではない。しかしコンクールに一度も挑戦しなければ、その挑戦に挑む努力をする機会もないし、自分の弱さを振り返る機会もない。
正しい気持ちでエントリーをしたら、必ず何かを得られるのがコンクール。
オールジャパンバレエユニオン。次回も2月に予定しております。
5月のシミュレーションバレエコンペティションも参加者募集との事です!
私も(汚い字で申し訳ありませんが)コメンテーターとしてアドバイスシートを書いております。
来年参加を検討の方は是非ご参加下さいね!
オールジャパンバレエユニオンの先生方、ありがとうございました!
左右木健一