二日間、下松市のYoshimura Dance Centerでリハーサルでした。

下松市、どこにあるか皆さんご存知ですか?

新幹線、最寄駅は徳山です。

割と全国を仕事で駆けずり回る私の知人ですら

「え?徳山ってどこ?」

となります。 

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広島に限りなく近く、福岡もすぐ!そして徳山駅で有名なのは…

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周南コンビナート。私も何度か新幹線の車内から眺めることが出来ましたが、本当に美しいんです!

YDCにはゲストダンサーたちへの素敵なおもてなしがあります。その名も「ロシアンルーレット」
怖いですね~(笑)私は見事に当たり、カラシたっぷりのオニギリを食べる羽目に!私達が悶絶する姿は写真におさめられませんでした、残念!

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そんな素敵な「遊び心」がいっぱいのYDC。リハーサルは真剣です。

私も初役の挑戦となる「くるみ割り人形」のドロッセルマイヤー。私には絶対不向きだ、と思っていた役でしたし、生涯縁はないだろう、と思っていたのですが…

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礼先生から「左右木さんなら出来る!」と言われ、私が絶対的に信頼する礼先生の言葉なら…と演じさせてもらっているうちに、だんだんと自分でも面白くなってしまい(笑)毎回のリハーサルで演じることに喜びを感じています!

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そして「くるみ割り人形」とは別にもう1作品にも出演することに…こちらはガンガン踊ります。47歳…頑張ります!(笑)

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仙台ー徳山まで新幹線で7時間。長時間の移動でもYDCに行く時は、行きは「今日はどんな素敵なこと、サプライズ、ドラマがスタジオで展開されるのだろう?」という期待感、帰りは「元気をたくさんもらった!やりきった!」という達成感で帰宅するので、7時間はあっという間なんです。

舞台復帰したのは、自分が再び舞台に出たいからら、ということではなく「誰かのお役にたてるなら」という気持ちからだけでした。しかし、自分に出来ること、出来ないこと、自分でなくてもよいもの…それを復帰間もない頃は定まりませんでした。現在は

「人手が足りないから舞台出てよ」

みたいなオファーはお断りするようにはしています。20年前のような男性不足の日本のバレエ界ではありません。私よりも身長が高く、元気な男の子たちが山ほどいますし。しかし

「あなたじゃないと出来ないから、お願い!」

という依頼には応えるべきだ、と思っています。

私に出来ることが何か…YDCが教えてくれました!

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礼先生はいつまでも少女のような「キラキラ感」を持っていて…だから先生が発する言葉には一切嘘はないです。良いものは良い!悪いものは悪い、生徒達が礼先生に食らいついていく理由がわかります。
 
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4年前の「コッペリア」に引き続き、今年も「下松市の奇跡」に立ち会えることが、いまから楽しみです!

次回のリハーサルは6月。そのリハーサル後、韓国国際バレエコンクールの審査員として27年ぶりにソウルを訪れることになりました!

その前にはサンフランシスコバレエスクールのパリッシュ・メイナード先生をお招きして、東京で通訳をしながら私自身も東京と大阪でWSもあり、韓国から帰国した2日後にはヤニック・ボカン先生が2年ぶりに仙台にいらして下さいます。仙台での舞台も7月に控えており、生徒達のコンクール、自分自身は審査員として、舞台の前の週にはマレーシアに再び行くことに…少し頭の整理をする必要がありそうですが、充実したスケジュールに子供のようにワクワクしています!

来月も元気に活動できるよう、引き続き体調管理をしながら、誠心誠意込めて、お役目を務めていきたいと思います!

左右木健一