いよいよYAGP最終日の朝。
いったん会場に入ったら今日は一日拘束される黎水那のために、お昼に食べるパンを朝イチで購入してきました。
この街とも明日でお別れ…なんか寂しいです。
「メゾンカイザー近くにありますよ!」
と教えていただいて、クロワッサンを購入。
メゾンカイザーは自宅からすぐの場所にあるので、なんだか仙台にいる気分でした。
しかも誘導されるまま、空いてる席に座ったら…
こんな最前列(笑)
黎水那は…いた!
そして各部門のTop12や受賞者が発表されていましたが、私が一番気になっていたのはスカラーシップでした。モナコの年間スカラーシップは昨年の日本予選で頂いていたものの、今回のニューヨークでの出来が良くなければ却下されるのでは?という不安のなかでの今回のニューヨークファイナル参加だったのです。
しかし…
呼ばれました!No.168 Remina Tanaka Japan
本当に安心しました!数年前まで年間スカラーシップどころか短期留学の入学許可まで一切もらえなかった彼が、スカラーシップクラスを受けていないのにもかかわらず、アメリカのロックスクール、年間フルスカラーシップ(寮費から何から全部無料、と記載されていました!)を頂いて…お断りするのが申し訳ないくらいでしたが、彼と私のなかではモナコに留学することしか、頭になかったので…有難いことです。
表彰式後、グランデフィレ前に一枚!黎水那をスタジオに残して…
誰もいない…
そして休憩中にモナコのルカ先生とロビーで話することが出来ました。
「黎水那には山ほどダメだしがあるから、モナコに帰ったら、まとめてメールする!」と。有難いです!
コンクールに何度か出場しても予選落ち、いまでこそ年に何回もコンクールに出場するようにはなりましたが、それでもテクニックも表現もまだまだ本当に足りなくて、今回のニューヨークもアウェイな感じが否めませんでした。
そんな彼を導くのは自分しかいない、と…今回はとにかく「等身大でいこう!」と…足りなくても、未完成で未熟でも、それがいまの彼であり、しかし数年後には笑える日が来るように…
結果的に参加させて良かったと思いますし、これから益々頑張ってくれることを信じます!
参加者だけのパーティーに参加させよう、と思っていたのですが、結局…
「先生、やっぱりホテルに戻ります」
という彼の意見を聞いて…(やっぱり、どこまでもマイペース!)
最後の最後にテイクアウトしました!
明日帰国します!
左右木健一