マレーシア最終日。セレーナ先生のスタジオパフォーマンスの日です。
生徒たちに礼儀を指導するのに一苦労です。
こういう場合は何人もの教師がガミガミ生徒を怒鳴るのは禁物。と、いうわけで、私はのん気にテラスで朝ご飯（笑）
マレーシアのバレエ教室。ほぼ99%がRADメソッド。綺麗なスカートです。
うちのスクールの使わなくなった衣裳。蘇りました！
約11年前…この写真に写っている衣裳の90%は新しく製作したもの。
これもです！製作は個人で工房をひらいていた方で、残念なことにお亡くなりになり、工房も閉鎖してしまったため、これらの衣裳の追加製作どころか、直しもきかない状態に…
そして時代の流れと共に、今在籍している生徒が着れなくなりました。同じ小中学生でも昔と比べて身長が違う。この10年で日本の子供たちの体型はガラッと変わりました。
ジュリアン…数週間後はワシントンのキーロフアカデミーに留学します。はじめて彼に出会ったのが2013年夏、香港。あの日からの事を思い出し、思わず泣きそうになりました！
今回のマレーシア行き。私も来月舞台も控えているし、ギリギリまで行くのを辞めようか、と悩んでいたのですが…お手伝い出来て良かったです！
4度目のマレーシア指導…ジュリアンをはじめ、生徒たちの意識が変化してくれて良かったです！
見てください！このピカピカな床！
左右木健一
朝から先生、てんやわんや！
お客様がいらっしゃる前に撮影！
こんなおふざけも出来る余裕（笑）
そして時代の流れと共に、今在籍している生徒が着れなくなりました。同じ小中学生でも昔と比べて身長が違う。この10年で日本の子供たちの体型はガラッと変わりました。
なので、うちの生徒たちが全く袖を通さなかったチュチュ…廃棄処分にするのはいたたまれず、マレーシアのセレーナ先生に寄付したわけです。
彼は本当にやんちゃで、リハーサル中、口笛吹いて怒られたり、振付を全く覚えていないのに翌日遊んで怒られたり、などなど…何度彼を叱ったことか（笑）
もうそんな必要はなくなりました！
見てください！このピカピカな床！
子供達が拭いたんです！もうこのスクールに
「うちの娘に掃除させるなんて！月謝払ってんのにどうして掃除なんかさせるんだ？」
なんて言う親はひとりもいません。むしろ
「家でも整理整頓出来る娘に変わって、バレエに感謝している」
と、たくさんのお母さんたちがセレーナ先生に感謝しています。
自分たちが汚した場所は、自分たちで綺麗にする。それを「金払ってるんだから、メイドがやるべき」という考えを持つほうが、私は貧しいと思います。経済的に潤っていても、心が満たされていない。
アジアの経済成長…著しいですが、何か人々に余裕を感じられない。そう思います。
心の潤いは、お金だけでは満たされない…
一番は、やはり「愛」かな？と思いました！
明日、帰国します！
左右木健一