YAGP日本予選終わりました!

9歳の大内日葉がプリコンペティティブ部門top12でニューヨークファイナル出場権を頂き、ベルリン国立バレエ学校の短期スカラーシップも頂きました。

土田みくにも熾烈なジュニア部門に決選進出までこぎつけました。

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決選には進出できなかった生徒たちも頑張ったと思います!

そしてキーロフアカデミーに留学中の左右木茉琳はサンディエゴのチュラビスタバレエ団にて「くるみ割り人形」にゲスト出演致しました。

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左右木茉琳の今があるのは、YAGPのおかげです。彼女も日葉同様、9歳でニューヨークファイナルに進出して、その後毎年のようにニューヨークに出向きました。スカラーシップも頂き、たくさんの先生方、お友達に恵まれて、その経験がいま、アメリカ国内を移動することが何も苦なく、2日間のリハーサルのみで新しいパートナーと本番を踊ることが出来るまでになった、と思います。YAGP恒例のグランデフィレの経験が生かされていますし、全てがプラスです。

うちの生徒たちには、そんな経験をしてもらい、今しか出来ないことをチャレンジしてほしい…そう願いながらYAGPは出場させてきました。

今回、私が不在ななか、くみ先生が生徒たちに付き添い、仙台で私が指導しながら、現地ではくみ先生にバトンタッチする新しいシステムが、スクールで確立出来たのも画期的なことでした。生徒たちが自立した、という証でもあります。すごく嬉しいです。

コンクールは笑ったり泣いたり…理不尽なこともあるし、平等に公平に、もないし、どん底まで突き落とされることもあるし、自信を失うこともあるし…でも、そんな経験はYAGPは19歳までで終わってしまうわけですし、年間留学が決まればもうこのようなスカラーシップを目的とするコンクールに出場する必要はなくなる。そう考えると、本当に期間限定なのだ、と改めて感じます。

バレエ人生ですら短いのに、それよりもはるかに短いコンクールに出場できる期間。それに向けて情熱を注いでいくからこそ、美しいのかな、と、思いました。

生徒たちとくみ先生は明日朝に仙台に帰り、私は再び東京シティ・バレエ団に出向きます。

バレエで皆が幸せになれますように…

左右木健一