ヒューストンバレエアカデミーの

長期留学生活がスタートした

牛坂久良々からメールがありました。

……学校が始まって一週間少しが経ってようやく色々なことに慣れてきました。

レッスンはハードですが、毎日とても充実しています。普通のテクニックのクラスでは基礎をしっかり教わって、中には身体の使い方を非常に細かく教えてくださるとても熱心な先生もいらっしゃって、言われた通りにできるように頑張っています。難しいのは経験の少ないジャズやモダン、キャラクターのクラスで、まだまだ追い付くので精一杯ですが、しっかり集中して頑張ろうと思います!

こちらに来てから実感することは、自分の英語力の少なさです。初めはほとんど理解できていなくて大変でしたが、ここ何日間かでやっと大体理解できるようになってきて、ステイ先でも日常会話のある程度をこなせるようにはなってきましたが、まだまだです。わたしのクラスには12歳、13歳のメキシカンの女の子たちがいますが、彼女たちはわたしよりもずっと英語が上手です。クラスメートたちはわたしのことを理解してフォローしてくれますが、まずは英語ができなければどうしようもないので…。いま一番の課題です。これから留学したいと思っている後輩たちには、ぜひ率先してたくさん英語の勉強をしてもらいたいです。

まだ学校は始まったばかりですが、すぐそばのスタジオで練習するスタジオカンパニーや、上階でリハーサルをするカンパニーの人たちを間近で見て、自分もこういう素敵なダンサーになりたい!と毎日刺激を受けています。来週はカンパニーの公演を見ることができます。恵まれた環境にいられることに、とても感謝しています。

スタイルの良い外国人たちに囲まれて辛く感じることもありますが、自分を見失わないように、信じて頑張りたいと思います。

アーベントまでもう少しでしょうか。舞台の成功を、心からお祈りしています!!………

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彼女が小学生の頃です。

留学の「り」の字も考えていなかったはずです。

しかし、留学の時期はある日突然やってきます。

教師はそのときは導いてあげなくてはいけません。

羽ばたける時は羽ばたかせてあげる。

あとは本人の努力次第。

長期でも短期でも

目的意識をしっかりと持ち

日本に帰ってきても誇れるだけの

知識や経験を身につけられるのであれば

留学は賛成しています。

日本の各県の中高に

「バレエ科」というものが存在しない限り

今後留学する生徒は増え続けることでしょう。

これは全国中のバレエの先生方、生徒たちの

切実な問題だと思いますが、とにかく

前向きに、前向きに

勉強してもらいたいです!

左右木健一

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