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東京 2026 無事に審査終了しました。
今回も表彰式前に私と参加者の皆様との歓談がありました。
そこでとても印象に残っている言葉がありました。
「審査員の先生は、何を見ているんですか?」
という質問。
私はその時こうお答えしました。
「心を見ていました」
もちろん技術は大切です。足先、軸、音楽性、ライン、身体能力、必要です。
しかし、それだけでは人の心は動きません。
どれだけ鏡の前で積み重ねてきたか…
どれだけ悔しくて、涙を流してきたか…
どれだけ自分自身と向き合ってきたか…
どれだけ諦めずに努力し続けてきたか…
普段のレッスン態度、積み重ねは必ず本番の踊りに現れます。
頭の使い方、背中の呼吸、脚の伸ばし方、音楽への反応、表情、舞台に立った時の空気。
身体の隅々から、その人の「心」が見えてきますし、それは普段のレッスンでも指導者はひしひしと感じるのです。
そして私はいくら綺麗に踊っていても、心から動いていない踊りは瞬時にわかります。
わかりすぎるくらい、わかってしまう。ですから審査員を務められると思っています。
しかし、時にはそれが非常に辛い時もあります。
心もモチベーションも空っぽ…しかし承認欲求だけで身体だけが動いている。それがたとえ取り繕っていても全部見えてしまうので、時々
「この透視能力みたいなものを無くして下さい」
と神様にお願いしたくなる時は一度や二度ではないです。
しかし逆に完璧ではなくても「伝えたい」「踊りたい」という想いが身体の奥から溢れている踊りを私は見れる…
そういう瞬間に、何度も心を動かされてきました。
今回のWind Ballet Concoursでもたくさんの「心」と出会いました。
コンクールは、順位だけの場所ではありません。
そこまでの過程の中で「自分とどう向き合ったか」が現れる場所だと思っています。
そして今回、特に嬉しかったのはワークショップを通して参加者の皆さんと直接交流できたことでした。
レッスンの中で見えること、言葉を交わす中で伝わること、踊りだけでは分からない、その人らしさ。
Wind Ballet Concoursはただ点数をつけるだけの場にはしたくありません。
「風」のように新しい出会いや気づきが生まれ、
それぞれの未来へ繋がっていく場所でありたいと思っています。
ご参加くださった皆様、保護者の皆様、ご指導されている先生方、審査員の先生方、そして支えてくださったスタッフの皆様。
本当にありがとうございました。審査員長依頼を引き受けて本当に良かった!と思っております。
次回は
2026年11月28日(土)
栗東芸術文化会館さきら 中ホール
また新しい風に出会えることを、心から楽しみにしております。
左右木健一






