昨年2月から始めさせていただいたフットケアは現在3階フロアで行っています。

タコや魚の目、巻き爪などのケアのほか、足に関する心配なことにもお答えしています。

こちらのブログでも時々足のことをお伝えしていきます。

知って得する足の話、第1弾は糖尿病と足の関連性をお伝えします。

 

 

 

Q:なぜ持病に糖尿病があると足が悪くなるの?

 

  理由は3つあります。

 

 

 

 

1つ目:血流障害

 

肺結核は肺を傷める病いですが、糖尿病は血管を傷める病いです。高血糖が続くと、血の巡りが悪くなり(血流障害)ます。例えば、ちょっとした傷(靴ずれや深爪の傷)が生じると、健康な場合には傷を治すために血管をとおして栄養や酸素が足先まで行き渡りますが、血流障害による動脈硬化を認めると充分に行き渡らないため、傷が治らずに潰瘍や壊疽に至ることがあります。

 

 

2つ目:神経障害

 

3大合併症のひとつである神経障害を認める方は、傷を負っても「痛みを感じない」もしくは「感じにくい」ため、気づくのが遅くなり悪化を招いてしまいます。

また、運動神経障害により筋肉や靭帯の萎縮が起こるため、足裏のアーチが変形したり、足指が良く動かないためタコや魚の目、怪我を起こしやすくなります。

さらに神経障害には自律神経の障害による発汗の低下は、皮膚の乾燥やバリア機能の低下を引き起こし、細菌感染を起こしやすい状態にさせます。

 

 

3つ目:感染しやすい

 

高血糖が続くと、細菌や真菌(水虫)などの感染に対する抵抗力が低下します。糖尿病の罹病期間が長い方は、一度は経験があるかもしれませんが、健康な時は数日で治癒した風邪がなかなか治らないのもその理由からです。

 


どんな原因で足にトラブルが起きるの?きっかけは?

 

足のトラブルの要因は以下、円グラフを参照ください。

次回は、原因について一つずつ考えていきます。