この記事で書くことは、以前の記事「過去うけた治療②『膵内分泌腫瘍の摘出手術』」から後で書く「過去に受けた治療③」の間に起きた出来事です。
「過去うけた治療②『膵内分泌腫瘍の摘出手術』」は2013年2月。
その後、再発予防のために大学病院で胸部に放射線治療を行いました。
これはスムーズに終わりました。
毎日病院に通うのは面倒でしたが、職場に理解があったことと当時はその大学病院の近くに住んでいたので、困ることはありませんでした。
放射線治療については後ほど細かく記事にしたいと思いますが、
一旦この時期の放射線治療についてはこれで終わり。
そして2017年2月、胸腺カルチノイドが再発しました。
まず、2016年12月19日に造影剤CTを受けて、同月26日にその検査の結果を知らされるはずの診察がありました。
しかし、この診察では検査結果について何も知らされず、診察は終わりました。
もっとも、もう5年近くも長い間経過観察をしてきており、その間ずっと検査をしては「特に何もないね」という話を聞くということを繰り返し続けていたので、その時は何も思いませんでした。
ただ、毎回検査結果については医師から伝えられてはいたので、26日の会計待ち時間で「あれ?今回は検査どうだったんだろ?一応聞いとけばよかったな。次回聞こう。」と思いました。
そして、次の診察が2017年1月30日。検査から1カ月以上経ち、
この日の診察で私から医師に「あの検査の結果はどうなったんですか?」と聞いたところ
「あぁ、あれ?再発だと思う。」とあっさり答えられました。
再発したことがショックではありましたが、
医師が検査から1カ月以上も何もしないどころか知らせることすらしないことに正直腹が立ちました。
その後医師が何を言うのだろうと思って黙っていると向こうも少しの間黙ったままでした。
少しして、膵臓や他の部分への転移等も気になるから検査をするとしてPETやら腹部・頸部エコー、造影剤MRIの検査を予約していました。
私は「手術はしないんですか?」(原発部位での再発は手術を原則的にしないというのは別の医師から聞いたことがあったので、手術ができないかではなく、手術はしないかと聞きました)と聞くと、「しない。」と答えられました。
続けて、「今後は内分泌科で診てもらうことになるから」と伝えられました。
(以降、大学病院をS大学病院、医師をS医師とします。S大学病院は今私が気道ステントをいれるための手術をお願いしている大学病院とは異なるので、便宜上名前をイニシャル付きにしました。またS医師は今後記事に書くであろう内容で参照することのある人物であるため、これもイニシャル付きにしました。)
すべて終えるのに2カ月間近くかかった複数の検査の結果、転移はありませんでしたが、膵臓には腫瘍がありました。
膵臓の腫瘍は「過去うけた治療②『膵内分泌腫瘍の摘出手術』」で書いたように半分は予想していたことでした。
つまり、私は胸腺カルチノイドと膵臓の膵神経内分泌腫瘍の治療方法を模索しなければいけなくなりました。
検査と並行して、呼吸器外科(S医師)、消化器外科、内分泌科(3つの診療科ともS大学病院です)の診察も進んでいました。
私は既に体内に腫瘍が再発して結構な時間が経ってしまっていることに焦りと不安がありました。
また、手術しないのであればどうするのか?時間の経過とともに体ががんに侵されているものの、自身には何をすればいいのかわからないし、医師もその手段を明示してくれていない状況でした。
そんな中で各診療科の診察で話されたことは次のとおりです。
● 呼吸器外科(S医師)
・何の抗がん剤が効くのかわからない。
・「消化器外科の先生に相談する」→電話つながらず。
診察は何もしないで終了。
● 消化器外科
・すい臓がんの抗がん剤を勧められる。
→ 胸腺カルチノイドや膵内分泌腫瘍には効かないことがおよそわかっていて、デタラメなのが一目瞭然。
● 内分泌科
・何度診察を受けても何の治療の話もしない。
・S医師に手紙を渡すよう(私が)言われたが「そんなことやっている時間がない(そもそもS医師が治療法を選定できない)。」と告げると、やがて怒り出し、「私は今月でこの病院やめるんだから知らないよ!」と言い出す。
あまりにひどすぎる…。
消化器外科の先生に「担当医をS医師から別の先生に変えてもらうことはできないんですか?」と聞きましたが、
「できない」とはっきりと言われました。
※ S医師は「過去うけた治療①『胸腺カルチノイド・副甲状腺腫瘍の摘出手術』」の手術の執刀医です。
そのため、この医師がずっと担当医にしていました。
というわけで、転院を決意しました。
通院に時間がかかってはしまうけど「がんセンター」に転院することにしました。
転院の意思を担当医であるS医師に告げると、
「あー。いいよー。…あー、あの病院ね。〇〇先生でしょ?知ってるよ。みんな知ってるから。」と言っていました。
何が言いたかったのでしょうか?
後々になるのですが、後でまたこのS大学病院に通院する機会が訪れるのですが、
そのときに「sok310さん、S先生の診察受けたことあるね。」と確認され、それが事実だとわかると「その治療だったら、がんセンターでもやってるから」と言って、なぜか治療を受けさせてもらえませんでした。
その「通院する機会」自体、がんセンターから紹介されたものだったんだけれども…。
で、がんセンターにまた戻って一応治療は受けられました。
少し話がずれました。
文章にするとあまり大したことないように聞こえるかもしれませんが、
このときは本当に絶望していました。
医療を本当に信じられなかった。信じられなくなった。
そして、本当によい病院・よい医師(自分にあった医師かも)とのめぐり逢いはとても重要だなと思いました。
寿命だけでなく、闘病期間中のQOLにも必ず影響すると思います。
結局、再発した胸腺カルチノイドの切除手術は2017年7月13日になるのでした。
実に再発発覚から5ヶ月以上が経っていました…。
これについてはまた後で書きます。